和漢のいろは Wakan no iroha
【東邦大学名誉教授 薬学博士 薬剤師】
小池一男先生の花通信【61】ウメモドキ
皆様こんにちは、小池です。花通信をお届けします。今日の花はウメモドキです。
◆ウメモドキ、ひっそりと
先日、編集会議で本当に久々にお茶の水に行ってきました。駅から日本大学病院、歯学部、理工学部、中央大学を抜けて出版社までの道のり。道中には、いろいろな花が咲いていました。なかでもキンシバイは街路のアクセントのようで、とても綺麗に整備されていました。キンシバイ以外にも多くの樹木が植栽されており、緑化に力を入れている様子でした。そのなかでウメモドキ(梅擬、モチノキ科)が埋もれるように咲いていました。
◆ウメモドキの由来
モチノキ科なので、晩秋になると赤い実をつけて、とても綺麗です。名前は、実のつきかたが小さな梅の実に見えることから梅もどきになったといわれています。
◆ウメモドキの果実
落葉した後も実が残り、風情があります。庭木などにも人気とか。確かに赤い実がなっているのはかわいらしいですね。生け花にも利用されるようです。
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