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和漢のいろは Wakan no iroha

【東邦大学名誉教授 薬学博士 薬剤師】

小池一男先生の花通信【29】コムラサキ

こんにちは。小池です。不定期で花通信をお届けしています。今日の花はクマツヅラ科のコムラサキ(小紫、Callicarpa dichotoma)の実です。

◆美しい実、コムラサキ

学名のCallicarpaはギリシア語の「callos(美しい)+carpos(果実)」が語源で「美しい実」の意味です。自宅近くのクリニックの入口で実っていました。紫色の果実がとても美しいですね。学名の通りです。

◆コムラサキの花

小紫のお姉さんにムラサキシキブ(紫式部)があります。キャンパスにも両方植栽されていますが、どちらかと言えば妹分のコムラサキの方がよく目立ちます。秋になると美しい紫色の果実をつけます。こちらは7月27日に撮影したものです。

◆姉妹の見分け方

ムラサキシキブは、花と葉の根元がほぼ同じところから出ています。コムラサキは少し(2~3mm)離れて出ます。 ムラサキシキブの葉の縁(ふち)は全てギザギザ。鋸歯というものがあります。対してコムラサキは、葉の先端半分にしかギザギザがありません。よく観察してみてください。

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