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和漢のいろは Wakan no iroha

【東邦大学名誉教授 薬学博士 薬剤師】

小池一男先生の花通信【43】ハコベ

皆様こんにちは、小池です。花通信をお届けします。今日の花はハコベです。

◆ハコベは七草

七草は楽しみましたか? 最近は春の七草、スーパーでも売っていますね。言えますか?
セリ(セリ、セリ科)、ナズナ(薺、アブラナ科)、ゴギョウ(御形、ハハコグサ 母子草、キク科)、ハコベラ(ハコベ 繁縷、ナデシコ科)、ホトケノザ(仏の座、タビラコ 田平子、キク科)、スズナ(菘、カブ 蕪、アブラナ科)、スズシロ(蘿蔔、ダイコン 大根、アブラナ科)の七草

◆ハコベで想う詩

今日の花はハコベ(繁縷、ナデシコ科)です。春の七草では「はこべら」です。昔の学生さんだったら、高校時代に先生から学んだ島崎藤村の千曲川旅情。
島崎藤村の「小諸なる古城のほとり」には繁縷が登場します。
「小諸なる古城のほとり 
 雲白く遊子悲しむ 
 緑なす繁縷(はこべ)は萌えず
 若草も藉(し)くによしなし
 しろがねの衾(ふすま)の岡辺(おかべ)
 日に溶けて淡雪流る」

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