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和漢のいろは Wakan no iroha

【東邦大学名誉教授 薬学博士 薬剤師】

小池一男先生の花通信【16】セントジョーズワート

こんにちは。小池です。不定期で花通信をお届けしています。

今日の花通信はオトギリソウ科のセントジョーズワート(St. John’s wort)を紹介します。
「ワート」は草の意味で、ハーブ、つまり薬草のことです。イギリスでは、この植物を「聖ヨハネの草」と呼びます。6月下旬の洗礼者ヨハネの祝日の頃に花が咲くことから、洗礼者ヨハネに、ちなんでいるようです。

◆実物は貴重なセントジョーズワート

薬学生の皆さんは、この花を知っていますね。国家試験にもよく出題されますし、実務実習でも指導を受けているかもしれません。ただ、授業をしている教員も指導薬剤師も実物を見たことがないひとがほとんどだと思います。

◆セントジョーズワート、薬理的には?

この写真は健康科学部前のハーブガーデンで撮りました。さて、セント・ジョーンズ・ワートの薬理的な説明について。シトクロームP450酵素 CYP3A4を誘導することで、ジゴキシン、シクロスポリン、テオフィリンなどとの薬物相互作用があることを復習しておきましょう。

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