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和漢のいろは Wakan no iroha

【東邦大学名誉教授 薬学博士 薬剤師】

小池一男先生の花通信【53】カロライナジャスミン

皆様こんにちは、小池です。例年なら桜が美しい時ですが、生憎の天気ですね。さて、花通信をお届けします。今日の花はカロライナジャスミンです。

◆カロライナジャスミン発見

先日、会議にむかう途中で、遠くからもハッキリとレモンイエローの塊が見えました。カロライナジャスミンです。真面目な会議なので、カメラは持ってでなかったのですが、スマホでパチリと撮りました。

◆カロライナジャスミンの毒性

レモンイエローのきれいな花。カロライナジャスミン(Gelsemium sempervirens、ゲルセミウム科/旧マチン科)。最近、フェンスなどで植栽されている家庭をみることが多くなりました。ゲルセミウム科(マチン科)植物は有毒植物が多いです。カロライナジャスミンには中枢神経に作用するゲルセミンという毒性の高い成分が含まれています。口にすると脈拍増加や呼吸麻痺、血圧降下、心機能障害などの中毒症状を引き起こします。

◆カロライナジャスミンとの違い

ジャスミンティーのジャスミンは、モクセイ科、そして花は白色なので、間違わないようにしてください。ただ、カロライナジャスミンの花にもかすかな芳香があるので、間違いやすいですね。気を付けましょう。

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