【東邦大学名誉教授　薬学博士　薬剤師】

小池一男先生の花通信【46】セツブンソウ

皆様こんにちは、小池です。花通信をお届けします。今日の花はセツブンソウです。

◆セツブンソウは準絶滅危惧種

先週の土曜日は節分でしたね。冬最後の日で、暦の上では4日から待ちに待った春。節分にちなんだ花をご紹介いたします。セツブンソウ（節分草、キンポウゲ科）は、日本固有種で準絶滅危惧種に指定されています。とてもキュートな花、春の妖精であるスプリングエフェメラルさんです。

◆セツブンソウの可憐な花

ちょっと現実に戻りますが、純白の清楚な花弁は、実は花弁ではなく萼です。では花は？というと先端が黄色い部分です。そんなことはともかく、実物はとても小さい花で、いつまでも眺めていたいと感じさせてくれます。キャンパスでも植栽され育てられていましたが、誰かに連れていかれてしまうことが多く、薬木園でみつけることができたらいいですね。
鬼は外福は内！

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