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和漢のいろは Wakan no iroha

【東邦大学名誉教授 薬学博士 薬剤師】

小池一男先生の花通信【30】スベリヒユ

こんにちは。小池です。不定期で花通信をお届けしています。昨日は久しぶりにフレッシュな学生さんと懇談しました。ちょこっと若返りました。今日の花はスベリヒユです。

◆スベリヒユは食材?

スベリヒユ(滑莧、ヒユ科)は黄色いチャーミングな花を咲かせます。おおかた雑草の仲間のひとつだと思われていますが、山形などでは郷土料理の食材として使われています。スベリヒユの名前の滑りのように、全草は独特の滑りと酸味があって栄養価が高く、最近注目されている植物です。といっても知名度は限定的ですね。

◆スベリヒユの活用法

軽くゆでて、酢味噌和えや、サラダとして一度チャレンジしてみてください。中国では、葉の形を馬の前歯に見立てて「馬歯莧(ばしけん)」と呼ばれ、全草を薬用に使われ、利尿、湿疹、ニキビ、痔、虫刺に有効です。湿疹や虫刺されには、生の葉の汁をすり込むか、つぶして患部に貼ります。自宅近くでは雑草ですので、刈られてしまうことが多く、かわいい黄色い花になかなか出会えません。

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