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和漢のいろは Wakan no iroha

【東邦大学名誉教授 薬学博士 薬剤師】

小池一男先生の花通信【20】ペンタス

こんにちは。小池です。不定期で花通信をお届けしています。

とうとう8月に入りましたね。今日は暑さを引き寄せる情熱の花、アカネ科のペンタスです。

◆五星花、ペンタス

花をよく見ると星のような形。中国では五星花とよばれるそうです。そこでペンタンのペンタス、熱帯アフリカ原産。最近は園芸店で色とりどりのペンタスの苗が売られています。熱帯原産なので暑さには強いのでしょう。さらに花の中心をみていくと、ヘクソカズラとよく似てるのがわかりますか?

◆ペンタスとヘクソカズラ

アカネ科のサオトメバナ(早乙女花)。植物名はヘクソカズラ(屁糞葛)です。茎葉や果実に悪臭があるので付けられたそうです。また、花を取って、唾液で湿らせ、手、足などにはる。するとちょうど灸のようにみえるので別名を灸花(やいとばな)とも呼ばれています。ペンタスとは同じアカネ科ですね。

◆ヘクソカズラについて

薬学的に名誉を守ると、生薬名は女青(じょせい)、牛皮凍(ぎゅうひとう)。本草綱目啓蒙(1805)にも記載があります。全草や根を用います。根は下痢止め、利尿。全草はかぜや婦人病に効果があるそうです.ただ、現代では民間薬として、ほとんど使われていないと思います。チャレンジしたいかたは、一緒に採集しましょう。

◆日本は暑い

さて、日本の夏は、実は熱帯の夏よりも暑いのです。経験者は語る。熱帯はドーンといきなり豪雨(熱帯のにわか雨)がきます。でも夜は意外と涼しいのでエアコンはいらない。日本の高温多湿には慣れないと、いや慣れていてもしんどいかな。

赤道を越えて帰国。成田空港で飲んだ水は、まず~い!でした。天然の水を2週間飲んでいたので。通常は塩素入りで、これが美味しい水?

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