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和漢のいろは Wakan no iroha

アキョウ、ロクキョウで紫外線対策

皆様、こんにちは。Dr.Tei Kenです。
5月になると、紫外線量が増えてきて、シミやソバカス対策が気になりますね。今回は、アキョウ、ロクキョウの美白効果についてお話しようと思います。

紫外線対策は何月からがよいか

まだ5月、とつい油断しがち。でも気象庁のデータによれば、紫外線UVAは5月が最大で7月までがピーク。時間帯では10時ころから午後2時ごろが最も強いとされます。紫外線対策を怠ると、シミ、くすみやシワの原因に。室内でも油断できません。美白を気にして年中ケアしている、という方も増えているとか。

紫外線にも種類がある

紫外線UVAは、真皮まで届いて肌の老化を進めるとされています。長時間浴び続けることでシワやたるみを引き起こします。室内にも入り込みます。紫外線UVBは肌を焼いてヒリヒリとさせるもの。メラニンを増やし、乾燥も進めます。どちらにも対策が必要です。

紫外線対策は日常的に

シミやソバカスの原因物質はメラニンです。メラニンは、紫外線により皮膚表皮下に存在するメラニン産生細胞であるメラノサイトで作られます。紫外線が肌にあたると、メラノサイトにメラニンを作るように働きかけます。そして、チロシナーゼと呼ばれる酵素が、チロシン(アミノ酸の一種)の酸化反応を引き起こし、様々な物質を作り出します。その後、さらに酸化反応を経て、最終的にメラニンが作られます。

美白作用についての研究


アキョウの美白作用についての研究を参照します。この結果ではアキョウがチロシナーゼ酵素の機能を抑えています。また、メラニンを作り出すのを抑えることも確認されました。また、チロシナーゼをはじめとするメラニン合成酵素の量を減らすことが明らかになりました。
アキョウはチロシナーゼ酵素の働きを抑えて、メラニンの産生量を減らします。これはシミやソバカスを防ぐことに繋がります。アキョウは美白にも良い可能性を秘めているのです。

紫外線が気になる季節に、「焼けるから外に出るのはちょっと…」ではなく、アキョウ、ロクキョウを味方に、臆せず外出しちゃいましょう。


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