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和漢のいろは Wakan no iroha

【東邦大学名誉教授 薬学博士 薬剤師】

小池一男先生の花通信【19】ラベンダー

こんにちは。小池です。不定期で花通信をお届けしています。

今日の花通信はラベンダーを紹介します。

◆ラベンダーの香り

茗荷谷の出版社で編集会議がありました。途中乗り換える大手町駅はけっこう広いので、多くの人とすれ違いました。そこでラベンダーの香りあるいはラベンダーに近い香りに出会いました。なるべく無関心を装い振り向くような幼稚な心を抑えたものです。さて、テレビで「時をかける少女 アニメ版」が放送された日がありました。アニメ版を見ることはなかったのですが、1983年に放映された映画版を思い出しました。

◆映画でのラベンダーの想い出

「時をかける少女」には、ラベンダーが重要な役割で登場します。主人公がラベンダーを見つめている様子が、その当時DVDのパッケージに入っていました。映画のラベンダー。種類は何だったろうか、というのが本題です。フレンチラベンダーでしたね。

◆フレンチラベンダーという原点

写真を撮ってみると、フレンチラベンダーのウサギさんの耳のような花弁が目立ちます。実は、この映画。生薬学教室で香りの研究を行いたいという、私の出発点です。時を駆ける、そして時を掛ける研究のような思いです。

◆おまけの解説

エノコログサやラベンダーなどは、一本の軸に多数の花が密について穂状(すいじょう)に咲く花を花穂(かすい)と呼びます。植物形態学的な読み方は、花穂(かすい)となります。しかし文学では花穂(ふさ、はなほ)とルビがふられているようです。人の名前は花穂(かほ)のようです。生物学の試験なら、花穂(かほ)は間違いですが。聞きやすさからいえば花穂(かほ)になるのかもしれません。かすい?胃下垂みたい、それは大変ね。

◆またラベンダーの想い出

この春、子供のように思う卒業生たちからメールが届きました。山梨県の河口湖周辺のドライブ旅行とのこと。これぞ青春という5人の娘の笑顔が風景のなかにおさめられていました。大石公園のラベンダー畑の写真を送ってくれた、親思いの子達です。鮮やかなラベンダーの紫色が目にしみました。河口湖ハーブフェスティバルが行われていたようです。写真はアゲハチョウさんを主役としてご覧ください。実はハナバチ(花蜂)さんも隠れています。

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