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和漢のいろは Wakan no iroha

【東邦大学名誉教授 薬学博士 薬剤師】

小池一男先生の花通信【13】ニワゼキショウ

こんにちは。小池です。不定期で花通信をお届けしています。今日はニワゼキショウです。

6月は雨の季節ですが、今日は今のところ爽やかで、洗濯日和です。道端,公園や空地でよく見かける花、ニワゼキショウ(庭石菖,アヤメ科)。もともとはアメリカ原産の帰化植物でした。

◆ニワゼキショウ、どんな花?

花の色は、白、紅紫色などです。写真は自宅近くの公園で撮ったものです。ニワゼキョウはアヤメ科。アヤメ科は単子葉植物です。単子葉とは発芽したときに葉が一枚出るものをいいます。

◆単子葉植物の特徴

面白い特徴をお話ししましょう。アヤメ、ショウブ、ネギなど、一部の単子葉植物は「単面葉」という葉の裏側の性質しかもたない葉をつくることで知られています。簡単にいうと「葉がすべて裏面」ということになります。

◆裏面という事実

タンメン(単面)と入力すると湯麺と変換され、おいおい!です。ニワゼキショウの花は清楚で可愛いですね。あとで長ネギをみてください。見えている面は裏面ということです。日常生活ではネギの裏表についてなんら影響はありませんね。
でも、きっと明日からは気になりますよ~

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