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和漢のいろは Wakan no iroha

代表、ラジオ出演する【3】

皆様、こんにちは。和漢SINCAスタッフです。
今日は6月に放送された北海道鹿美健代表、鄭によるFMラジオ番組出演について紹介する3回目です。北海道鹿美健株式会社は、エゾシカ由来の漢方素材を開発、製造しています。新ひだか町にあり、和漢シンカ研究所のグループ会社のひとつです。

生放送の中で、代表の経歴やこれまでの事業の経緯を紹介。その後、エゾシカ利活用について解説しています。

北海道でのラジオ出演

毎回、さまざまなゲストが招かれてトークをしている番組に、代表が出演しました。札幌にあるFM三角山放送局 ラジオ番組 俵屋年彦「フライデースピーカーズ TAWALAB」です。今回のテーマはエゾシカ利活用についてのトーク。2回目の続きです。
1回目はこちら。
YouTubeでもお聴きいただけます

生薬の中では、「薬用人参・冬虫夏草・鹿」は三つの宝と昔から認められ、なかでも鹿由来の生薬、ロクキョウは特に貴重なものとされ、珍重されています。

老化と血液の関係

ロクキョウの価値の中心は、血液に働きかけることです。あの有名なハーバード大学や東京大学でも、人間の老化は血液と密にかかわっていることを解明しています。NHKのサイエンスZEROという番組でも取り上げられたことがあります。老化したマウスと若いマウスの血管をつなげる。老化したマウスは若いマウスの血液をもらい、みるみる若くなった、という研究です。ロクキョウの血液に対する効果は、様々な研究成果が発表されていて、漢方の視点だけではなく、現代の医学研究でも証明されつつあります。

美容へのアプローチ

昔から、中国の貴婦人たちは、鹿の胎盤から漢方を作っていました。この漢方は、美容や閉経後の健康管理に大変人気があります。血液中のホルモンバランスに効果がありますね。弊社の研究では、エゾシカの皮からできたロクキョウは、美容に効果があることが分かっています。

エゾシカが鹿の中でも価値が高い理由

一言で言うなら、薬効が強いからですね。鹿は、世界中で36種もいます。中国には、10種類以上も生息していますが、薬用価値があると、国に認められているのは、ただ梅花鹿と馬鹿(アカシカ)だけです。例えばトナカイは、薬用価値が認められていません。この梅花鹿は、遺伝子が二ホンジカと同じで、特に個体の特徴からエゾシカと非常に似ていて、本州ジカと明らかに違います。それと、梅花鹿、つまりエゾシカは、アカシカより薬効が強く、袋角(ロクジョウ)の場合、エゾシカはアカシカの4倍程度の値段がします。

恵まれた大地も要因

もう一つ、私が重視しているポイントがあります。汚染のない恵みの大地北海道。野生のエゾシカは、まさに最強の素材と言っても過言ではありません。生薬の世界では、野生のものは、栽培したもの、養殖したものより、薬効が強いと広く認知されています。例えば、野生の薬用人参は、栽培した薬用人参より、はるかに高い値段で取引されています。

価値の高いエゾシカが、有効活用されていない現状

まずは肉。食肉やペットフードに使われていて、一番多く利用されていますが、それでも利用率は20%台です。私がみたエゾシカの解体現場の話です。多くのエゾシカは腐ってしまい、そのままばらしてゴミの缶に捨てて、焼却処分にされています。つぎに皮。ほんの僅か革製品に利用されています。そして骨。ごくわずかスープに使われるか、または犬のおしゃぶりにします。さらに角。同じく犬のおしゃぶりや工芸品に少量使われています。

次回は、この現状について詳しく解説しています。

(【4】に続く)

監修:Dr.Tei Ken


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