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和漢のいろは Wakan no iroha

【東邦大学名誉教授 薬学博士 薬剤師】

小池一男先生の花通信【79】カリガネソウ

皆様こんにちは、小池です。秋の晴天は気持ちがいいですね。花通信をお届けします。今日の花はカリガネソウです。

◆カリヴネソウと雁の関係

さて、大学の薬草園ではカリガネソウ(雁草、雁金草、Tripora divaricata、シソ科)がたくさん咲いていました。和名は花の形が雁に似ていることに由来します。旧科名はクマツヅラフジ科です。どちらかというと半日陰を好むようで、花の色も秋らしい清楚な青紫色です。葉を揉むと容姿に似合わない、なんともいえない臭いがします。

◆カリガネソウは絶滅危惧種

生育地が開発されやすい低い山であることから、都市近郊の山で個体数の減少が確認されているとか。多くの地域において絶滅危惧種に指定されているのも気になります。

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