頭が良くなる!?ブレインフード(健脳食)

皆様、こんにちは。Dr.Tei Kenです。
大学受験や国家試験など、世の中は受験シーズン真っただ中。誰しも最良の状態で試験に臨みたいものですよね。

頭の回転をよくしたい

大学受験や国家試験など、世の中は受験シーズン真っただ中。誰しも最良の状態で試験に臨みたいものですよね。最後の神頼みとなるかはわかりませんが、少しでも頭の回転を良くしたいという方は必見です。脳の働きを良くする物は、ブドウ糖や背の青い魚に含まれているDHA、集中力を高めるGABAなど様々なものがあります。

試験前にクルミ？

薬膳や生薬として用いられる“胡桃”も脳の働きを良くします。昔の中国では、科挙の試験(官僚登用試験)に臨む人達が胡桃を食べていたとされています。また、受験大国の韓国では受験シーズンになると、胡桃パンやスイーツの特設売り場が作られるほどの人気を誇る一品です。

脳の形と胡桃

なぜ胡桃が魅力的なブレインフードなのでしょうか。中国伝統医学では、『以類補類』といって、肝臓の機能を補うためにレバーを食べるといった習慣があります。それは、動植物の一部を食べてその部分を強化するという考え方によるものです。胡桃は形が脳に似ていることから、常食すると脳の働きが良くなると考えられています。

ブレインフード

また、胡桃には『滋陰助陽』といって陰を養い陽気を補助する働きがあり、滋養強壮に良いとされています。体の疲れにはもちろん、神経の疲労にも有効です。多数の神経が集まる脳の働きを活性化させ、不眠や痴呆症の予防に適しているため、胡桃は頭の良くなるブレインフードと称されています。

おいしいだけじゃない

現代科学では、胡桃に“オメガ3脂肪酸”が豊富に含まれていることが明らかになっています。オメガ3脂肪酸は、情報の伝達に関わる脳の細胞に含まれており、オメガ3脂肪酸が減ってしまうと、記憶力や思考能力が低下してしまいます。そのため、胡桃を食べると脳に良いと結論づけられています。

縁起物

胡桃を手軽に摂るには、『くるみ小女子』がおすすめです。小女子にはDHAが豊富に含まれており、胡桃との相乗効果で脳の働きがアップすること間違いなしです。ここで食べる時の注意点がひとつ。胡桃は便通改善作用が強いので、食べ過ぎないようにしましょう。気になった方は、ぜひ、佃煮売り場を探してみてください。胡桃は房状に実り、成長力が旺盛です。仲間を増やすことから、縁起の良い物とされています。胡桃を食べて皆様に実りの季節が訪れますように。

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