和漢のいろは Wakan no iroha
【東邦大学名誉教授 薬学博士 薬剤師】
小池一男先生の花通信【76】ノゲイトウ
皆様こんにちは、小池です。花通信をお届けします。今日の花はノゲイトウです。
◆ノゲイトウの栽培
今日はちょっと暑くなりそうな予報ですね。東京都薬用植物園の花、ノゲイトウ(Celosia argentea、ヒユ科)は一年草で、日本でも暖地を中心に帰化しています。ノゲイトウの属名の英語読み「セロシア」の名でピンクの濃い品種が観賞用、切花用に栽培もされています。
◆ノゲイトウの種子
花のあとに黒色光沢のある種子が得られます。これは青葙子(セイソウシ、あるいはセイショウシ)の名で中国最古の薬の書物「神農本草経」に収録され、目の充血の消炎などに用いたとされます。ただしわが国では生薬としての流通がありません(引用)。
過去の掲載
こちらもよく見られています
鹿が薬として浸透していない理由【1】 | 漢方からみるタイプ別白髪の原因チェック! | 胃痛、触ると痛い? 気持ちいい? |