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和漢のいろは Wakan no iroha

【東邦大学名誉教授 薬学博士 薬剤師】

小池一男先生の花通信【69】ワルナスビ

皆様こんにちは、小池です。花通信をお届けします。今日の花はワルナスビです。

◆ワルナスビ、意外と身近に

ナス科のワルナスビ(悪茄子)。花の色は白~淡紫色で、北アメリカ原産の帰化植物です.自宅の周辺で,よく見かけます.ローカルな話になりますが,近所のマルエツというスーパーの前にワルナスビが群生していました.繁殖力が強いのと、刺が全体にあります。

◆ワルナスビは食べないで

ワルナスビにはジャガイモの新芽にもあるソラニンという天然毒素が含まれます。葉、茎、実を含む地上部全体が有毒です。ソラニンには強力な溶血作用があり、摂取すると、中毒症状が引き起こされます。

◆ワルナスビには気を付けて

ミニトマトに似た黄色い実をつけることから、「悪魔のトマト」とか「ソドムの林檎」という名前で呼ばれるそうです。ソドムの意味は調べてください。群生しているマルエツの今後が心配ですね(笑)

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