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和漢のいろは Wakan no iroha

冬こそエイジングケアのすすめ

こんにちは、漢方薬膳アドバイザーの杏仁美友です。2024年がスタートして間もないので、未来あるステキなお話から始めたいと思います。意識すべきは“未来は現在の延長上にある”ということ。今しっかりやっておくべきこと、知っておくと役に立つこと。この機会にご紹介しましょう。

腎をケアする

今やるべきことの中では、やはりこの「冬」をどう過ごすかです。自分の輝かしい未来を左右するといっても過言ではありません。というのも、冬はわたしたちが成長・発育・老化するのに、一番関わりのある臓器。つまり「腎」の機能が活発になる季節だからです。この「腎」をケアすることが「アンチエイジング」に繋がります。いつまでも元気でキレイでいるためにも重要なポイントになってくるのです。

腎をよく知ろう

では腎をいたわるにはどうすればいいでしょうか。腎には、カラダの陰陽バランスを保つ「腎陰」と「腎陽」があります。それぞれ補うものが違うので、自分に足りない方をまずは補うといいでしょう。

腎陰を補う

ほてり、のぼせ、寝汗、口の渇き。またはカラダが痩せてきた、などの症状がある場合です。カラダに必要な潤いが不足している「腎陰虚」タイプかもしれません。この場合、潤い成分を補給することで症状が緩和されます。代表的な食材は、長いも、黒豆、クコの実、百合根。アワビ、イカ、牡蠣、カニ、鴨肉、豚肉などがあります。

腎陽を補う

顔色が白い、手足の冷え、腰の萎え。そして排便回数の異常(少なすぎる、多すぎる)などがある場合。カラダを温める陽気が足りない「腎陽虚」タイプといえるでしょう。この場合、陽気を高め、促進させることが必要です。食材では、海老、ニラ、鹿肉、羊肉、クルミ、栗、シナモン、八角などがオススメです。

両方補うことも

なお、足腰がだるい、耳鳴り、めまい、むくみなどの症状がある場合。腎そのものの機能が低下していることが多いので、腎陰・腎陽かかわらず両方補いましょう。

長く生きるために

ちなみに、紀元前に書かれた『黄帝内経』という最古の医学書があります。ここには、いかにして元気で美しく長く生きられるかの養生法が記されています。「陰陽のバランスに従って暮らし、飲食に節度を持つ。寝起きは規則正しく、無駄な労力も使わないこと。そうすれば、心も身体も健やかになり、100年の寿命を全うできる」と…。

腎の養生で元気に

逆にいうと、季節に逆らって冬なのに薄着で過ごしたり、飲食の不摂生をする。寝る時間が毎日遅かったり、仕事をがんばりすぎたりする。そうすると、100歳の半分、つまり50歳ですでに衰えてしまう。これは当たり前のことが当たり前にできなくなっている現代社会にも、大いに通じる話かもしれませんね。そんなこんなで、新年早々生活のリズムが崩れている方。宴会続きで胃腸が疲れている方。この機会にぜひリセットしましょうね。もちろん、アンチエイジングに良い、腎に効く食材もお忘れなく!


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