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和漢のいろは Wakan no iroha

うるおいを補う「さつまいもの豆花」

こんにちは、漢方薬膳アドバイザーの杏仁美友です。最近、台湾料理店が日本にぞくぞくとオープンしているようです。小籠包やタピオカブームの次を狙っているのでしょうか。どちらにしても、台湾料理は中華料理よりもヘルシーで、どこか懐かしい味わいが多いです。ということで、今回は台湾のファストフードともいえる、「豆花(トウファ)」をご紹介しましょう。

軽食にもデザートにもなる豆腐料理

「豆花」は別名を豆腐花(ダウフ―ファー)ともいいます。豆腐と原料は同じ豆乳ですが、にがりではなく食用の石膏で固めます。今回は石膏の代わりに寒天を使用します。豆腐より柔らかく、風味が豊かなのが特長です。豆乳はカラダに必要な水分を補い、肺をうるおします。痰を取り除き、秋ごろから多くなる空せきにも効果的です。さつまいもは消化機能を整え、体液を補い、元気をつけてくれます。一緒に摂ることで、夏から続いた疲れを癒し、肺の働きを強化してくれます。

豆花のトッピングについて

今回は豆花にさつまいもを入れました。台湾ではほんのり甘く茹でたピーナッツや小豆をトッピングします。ほかにも、マンゴーやスイカなど、季節のフルーツを入れたりします。なお四川では辛いタレをかけたり、ネギやしょうがをいれたりします。甘くなくておかずにもなる豆花もあります。

「さつまいもの豆花」の作り方

下記の「基本の豆花」を大き目のスプーンでそぐように器に盛る。
「トッピングのさつまいも」と「シロップ」をお好みの分量で加える。

基本の豆花 材料

●無調整豆乳…2カップ
●粉寒天…2g
●水…1/2カップ

★基本の豆花の作り方

1.水と粉寒天を鍋に入れて加熱し、泡だて器などでよく混ぜながら完全に溶かす。
2.電子レンジで1分ほど温めた豆乳を1に注ぎ、さらに混ぜながら1分ほど加熱する。
3.容器に移し、冷蔵庫で固める。※泡はスプーンで取り除くとよい。

シロップ 材料

●水…1カップ ●きび砂糖…40g

★シロップの作り方

鍋に材料を入れて加熱し、煮溶かす。

◆トッピングのさつまいも 材料

●さつまいも…1本 ●はちみつ…大さじ1~2

★トッピングさつまいもの作り方

1.さつまいもは皮つきのまま、1cmのいちょう切りにする。
2.鍋にさつまいも、はちみつ、ひたひたの水を入れ、サツマイモがやわらかくなるまで煮る。


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