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和漢のいろは Wakan no iroha

秋のビューティー八宝茶

こんにちは、漢方薬膳アドバイザーの杏仁美友です。
そろそろ、温かい飲みものが恋しい季節になってきましたね。私は、夏でも朝は鉄瓶で湯を沸かし、クコを入れた白湯を飲んでいます。そして最近はクコ以外にも、なつめや炒った黒豆などを加えることが多くなりました。気がつけば、どれも食べることができる素材ばかりですね。我ながら食いしん坊♪ ということで、今回は美肌にもよい八宝茶です。それぞれの効能と合わせてご紹介します。

八宝茶の意味と代表的な素材

そもそも八宝茶とは、8種類の素材がブレンドされたお茶というわけではないです。カラダによい食材をいくつか組み合わせるお茶のことを指しています。(とはいえ、市販の八宝茶を見ると、何個入っているのかついつい数を数えてしまいます)。八宝茶に入っている素材で多いもの。なつめ、クコ、青茶、白木耳、菊花、マイカイカ(中国ローズ)。そしてサンザシ、甘みをつけるための氷砂糖などです。

八宝茶に使われる素材の効能

八宝茶の代表的な素材について、それぞれの効能を解説します。

なつめ

一日三個食べると老いないといわれ、元気や血液を補ってくれます。

クコ

別名を食べる目薬といいます。眼精疲労やドライアイにオススメです。

青茶

青茶で代表的なのは凍頂ウーロン茶です。口の渇きをいやし、こもった熱を冷ましてくれます。

白木耳

カラダに水分を補い、肌をなめらかにするといわれています。

菊花

目の充血をとり、高血圧のめまいや頭痛にも有効です。

マイマイカ

気血のめぐりをよくしてくれます。また、うつうつとした気分を解消したり、生理痛にも用いることができます。

サンザシ

消化薬として有名です。とくに脂っこいものの消化を助けてくれる甘酸っぱい果実です。

氷砂糖

肺を潤し、咳や痰を出やすくする効果があります。

◆「秋のビューティー八宝茶」の材料(ティーポット500ccに対して)

●なつめ…2個(半分に切る)●クコ…8個
●菊花…6個 ●サンザシ…6個 ●マイカイカ…5個
●青茶…2g ●陳皮…ひとつまみ ●氷砂糖…15g

◆「秋のビューティー八宝茶」の作り方

すべての材料をティーポットに入れ、お湯を注ぐ。3~5分蒸らす。

◆八宝茶つぎ足しアドバイス

八宝茶は、お湯をつぎ足せば、2~3杯飲むことができます。その際、ポットの中の八宝茶を1/4程度残して、つぎ足してくださいね。味が薄まらないポイントです。


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