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和漢のいろは Wakan no iroha

春の病気はいつ治す?

こんにちは、漢方薬膳アドバイザーの杏仁美友です。年明けムードやバーゲンセールも一段落といった感じですね。これから気が抜けないのが花粉症の方々ではないでしょうか。

花粉症の悩み

今年のスギ花粉は都内では例年より少なめとの予想もあります。北海道は前年比200%の予測が出ています。毎年花粉の飛散数に左右されるのは辛いですね。花粉症なんて関係ないわ、といっているアナタも、油断は禁物です。脅すわけではないのですが、どんな人にも発症する可能性があります。環境や生活習慣、食生活の影響などで、いつ発症するかわからない。それが、花粉症の怖さでもあるのです。

花粉症のメカニズム

そんな現代病の代表でもある花粉症。中医学ではスギなどの花粉といった外からの影響だけでないとします。わたしたちの体の内側、つまり免疫力や防御機能の低下がとても深く関わり合っているのです。つまり、睡眠不足がたたったり、運動不足で体力が衰えている。さらにストレスを抱え込んでいると、正気が不足します。そんな状態で花粉という邪気と戦った結果、正気のほうが弱まってしまう。そして、花粉症を引き起こすといったメカニズムです。

おすすめの薬膳

薬膳では、原因や体質、いま出ている症状などから、オススメの食材を選びます。たとえば、もともと冷え性で、悪寒がある。水っぽい鼻水がでたり、くしゃみばかりしているようなタイプ。そういう方には、体を温めたり、発汗作用のあるものをチョイスします。シソ、ネギ、生姜、玉ねぎ、らっきょう。そしてフェンネル、陳皮などが代表的です。

タイプによって選択

鼻水でも、黄色くて濃い、ネバネバとしたものが出る。鼻づまりがひどかったり、発熱やのどの痛み、目のかゆみがある。このように熱感症状が強い方もいます。この場合、同じように発汗作用はあっても、体にこもった熱を冷ますような食材を選びます。ミント、菊花、ゴボウ、葛、蒲公英(タンポポの全草)、金銀花などがいいでしょう。

花粉症の予防も大切

なお、冷たいものの食べ過ぎや、食生活の乱れによって起こるケースもあります。症状としては、くしゃみ、鼻水、倦怠感。疲れると悪化し、食欲不振、食後の眠気、下痢などをともなったりします。もともと胃腸が弱いタイプもなりやすいです。この場合は胃腸や肺の機能を補うことが第一です。長いも、はと麦、シイタケ、ニンジン、ナツメ、カボチャ、栗などは消化機能を高める働きがあります。日々、意識的に摂取しましょう。

普段の生活にも配慮を

このほかにもいくつかタイプはあります。根本治療をしたいなら、体の抵抗力をつけましょう。まずは胃腸の働きを高め(元気は胃腸から!)、水分代謝をよくします。体内をめぐっている気血水のバランスを整えることが重要です。喘息には「冬病夏治」という治療法があります。冬に悪化しやすい病気は、夏の段階から予防や治療をしなさいという意味です。これは花粉症も同じようなことがいえます。症状が出る前からケアをすれば酷くならずにすみます。もし発症しても症状が軽かったり、予防にもつながるのです。


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