menu close

和漢のいろは Wakan no iroha

舌を観れば幸福度が分かる?!

こんにちは、漢方薬膳アドバイザーの杏仁美友です。
以前、TBSの「有吉ジャポンIIジロジロ有吉」という番組に出演させていただきました。私は舌をじろじろ見る専門家として、出演者の舌からわかる幸福度をジャッジするという内容でした。私が代表を務めている薬膳の協会では、授業初日に私が受講生の舌を見ます。その人の体質やオススメ食材をアドバイスするのですが、幸福度はかなりの変化球!でもなんとか打ち返し、三塁打を飛ばしました♪ ということで、今回は舌でわかるあれこれをご紹介します。

舌はココロとカラダの不調を映し出す

中医学では、その日の体調や状態を見る方法の一つに「舌診」というものがあります。舌は、経絡という気血の通り道によって、各臓腑とつながっています。なので、見えない内臓のトラブルが表れやすいのです。しかも、舌の表面は新陳代謝が活発。毛細血管が張り巡らされていて血液の色もよくわかります。そこで体内の現在の状態をいち早くキャッチすることができるのです。つまり“舌は内臓の鏡”ということですね。

舌に現れる場所で探る

舌の状態により、気血が足りているか、病気が進んでいるか。そして寒熱どちらに傾いているかなどが推測できます。なお舌先は心と肺、舌の側面は肝と胆、舌の中央は脾と胃。舌の奥は腎と膀胱と関連が深いです。たとえば中央が白っぽいとお腹が冷えているなどが考えられます。ここで、「色」「大きさ」「苔」でわかるポイントをお教えしましょう。

色で確認

舌の色が白いと、エネルギーや栄養が不足し、カラダが冷えているといえます。赤いと、体内に熱を持っている証拠。青紫色だったり、舌下静脈が太く浮き出ていると、血流が悪くなっていると考えます。

大きさで確認

歯の幅より大きく、腫れぼったい場合、疲れやすいです。さらに歯形がついている場合は、水分代謝が悪い証拠。逆に痩せて薄い場合は、カラダに必要な水分や血液が不足している状態です。

苔で確認

カラダが冷えている時や風邪の初期に、白い苔がつく場合があります。熱がこもり、インフルエンザのような高熱を出している時。黄色い苔がついたりします。脂っこいものやお酒の飲み過ぎでも苔が黄色くなります。それは美食家といえるかもしれませんね。

いかがでしたか。健康管理の参考にしてくださいね。


こちらもよく見られています

食べるだけが薬膳じゃない 君臣佐使のルールとは? 食べ物の色選びで白髪改善!今すぐできる体質別チェック