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和漢のいろは Wakan no iroha

老化防止に知っておきたい!白髪に関わるホルモン

皆様、こんにちは。和漢SINCAスタッフです。
自分では気づきにくいホルモンバランスの乱れ。エストロゲン不足がいつのまにか髪に影響を及ぼし、白髪を増やす原因のひとつとなってしまいます。あなたの白髪もホルモン不足が影響しているかも。交感神経と副交感神経の仕組みについてもご紹介します。

ホルモンとは何か?神秘なその姿を知る

ホルモンとは、体内の内分泌器官でつくられ、血液によって体中に運ばれます。一定の場所に指令を出して重要な働きをするものです。ホルモンの働きで体温、血糖値などが正常に保たれることをホメオスタシス(恒常性)といいます。この働きによって、人は快適に過ごし、健康な状態でいられます。

成長ホルモンでつややかな黒髪を

成長ホルモンは、成長期に背を伸ばすイメージが強いと思います。そのほかにもアンチエイジング、疲労回復、脂肪分解、毛根発育などさまざまな働きがあります。細胞のダメージを修復する大切な役割を担っています。不足すると傷が治りにくかったり、肥満の要因になったりするほか、髪へのダメージも避けられません。

成長ホルモンの分泌

成長ホルモンは、入眠後3時間位の副交感神経が優位になる時間、全身がリラックスしている間に分泌します。この時間帯に良好な睡眠を取ることによって、細胞は修復され、アンチエイジングにつながります。具体的には午後9時頃から徐々に副交感神経が増え始め、午前0時にピークを迎えます。午後10時から深夜2時までの4時間、いかにしっかりと睡眠をとれるかがポイントとなります。

成長ホルモン不足で白髪発生!?

この成長ホルモンが不足することでおこる老化現象のひとつとして、白髪や薄毛があげられます。他にも、肌のしみやしわ、ほうれい線やたるみなど、できれば避けたいことばかりですね。特に注意したいポイントが、睡眠の長さではなく質が重要であるという点です。夜中に何度も起きるようでは質の良い睡眠はとれず、成長ホルモンの分泌を妨げてしまいます。規則正しい睡眠の習慣を持つことが、美髪をつくる第一歩といえます。

自律神経のはたらき

自律神経とは、人が生きていくための機能を無意識で調節している神経です。手足は自分の意思で動かせますが、心臓は自らの力では動かせませんね。内臓の機能も自律神経で調節されています。この自律神経は、交感神経と副交感神経に分けられます。交感神経は、活発に動く時、激しい運動をする時などに働きます。副交感神経はリラックスして体を休める時に働きます。このふたつの自律神経がバランスよく働くことが大切です。

自律神経の乱れは成長ホルモンの敵

交感神経が過剰になると、体はいつも緊張し、成長ホルモンが分泌されにくくなります。そのまま眠りについても、睡眠中に緊張状態が続いて成長ホルモンが分泌されません。そのため細胞の修復がうまく行われず、白髪どころか、うつ病や自律神経失調症を引き起こしてしまうかもしれません。特にストレスによる自律神経の乱れは、成長ホルモンに深く影響するため注意が必要です。日頃からうまくストレスを解消できるリラックス法を見つけておきましょう。

監修:Dr.Tei Ken


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