和漢のいろは Wakan no iroha
出産後のアキョウケア
出産後のアキョウケア
皆様、こんにちは。Dr.Tei Kenです。今年も暑い夏になりそうです。妊婦の方々はくれぐれもご自愛ください。今日は出産に関するお話です。
出産後も待ったなし
出産を終えると、自分の身体の回復を待たずして、休む間もなく育児に奔走。想像以上に負荷がかかるので、お母さんの身体にはトラブルがつきものです。東洋医学によると、出産後は“気・血・精”を大きく消耗した状態。出産後の不調は主に、“気・血・精”の不足が原因です。
出産後の状態
各々の要素をみていきます。まず、産後の過労や睡眠不足により、“気”の生成が追いつかなくなります。そして疲労感、気力の低下(うつ)が引き起こされやすくなります。次に、出産時の出血や、白い血液とも言われる母乳を作り出すため、“血”が不足しやすくなります。“血”の不足により、顔色の悪さ、不眠、爪が割れやすい、抜け毛などの症状が現れます。最後に、“精”は“生命エネルギーの結晶”です。精の一部は両親から子へ受け継がれます。産後は“精”が不足しているため、体力低下や骨粗しょう症などが顕著化していきます。
出産後のケアに
アキョウは、昔の漢方書によると、「補血」「気を益す」「精を増す」働きがあります。産後に不足しがちな“気・血・精”を補うことができます。さらに、アキョウは“産前産後の諸疾病を治す”とされています。実際に、のぼせ気味で胸が苦しく、イライラして眠れない時に用いられる“黄連阿膠湯”。産後の便秘や下痢の治療、虚弱体質の人の便秘の治療に使われる“阿膠枳殻丸”に処方されています。
治療例
さらに、臨床治療の実例も豊富にあります。
●産後の乳汁分泌不全の治療 30例
●月経過多、産後悪露の治療 68例
●出産後の不眠症治療 36例
このように数々の治療例があり、多岐にわたります。
産後のトラブルに備えて
また、中国では、アキョウを長期間服用して今なお、元気に過ごしている方もいらっしゃいます。写真の曾世馨さんは、産後の虚弱や極度の冷えに悩み、アキョウを摂取し始めること50年。90歳を過ぎた今でも、元気満々で髪の毛も黒々としています。アキョウは一生を通して女性の健康をサポートできるのです。アキョウを積極的に摂って、産後のトラブルを予防し、いつまでも若々しく、エイジングケアをしていきましょう。
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