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和漢のいろは Wakan no iroha

「眠りには東洋医学」の新常識

皆様、こんにちは。Dr.Tei Kenです。前回、不眠の根本的な原因について解説しました。東洋医学では、眠れない病因を大きく七つに分類しています。そして、和漢処方で質の良い眠りを得られる配合法があります。「清養」の原則を用いて漢方を配合するのです。薬学博士の立場から、具体的に解説していきます。

東洋医学での解決策

根本的な原因が分かったら、東洋医学に解決策を求めます。そこで注目したのが4つの漢方薬です。
1.黄連阿膠湯…のぼせ気味でいらいらして眠ることができない症状に用いられます。
2.梔子乾姜湯…体内にこもった熱・炎症で引き起こされる不眠に用いられます。
3.甘草瀉心湯…自律神経のアンバランスによる胃腸症状や神経症状に用いられます。
4.酸棗仁湯…心身が疲労している人の不眠の改善。覚醒と睡眠のリズムが乱れて、夜間目が冴えて眠れない。夢見が多い。熟睡感がない。などといった症状があるような場合に適します。

和漢でバランスをとって眠りを導く

そこで弊社の配合です。具体的には、まず「ロクキョウ」にナツメを用いて、血を補います。血は気の母なので、気の充実にもつながります。大きな河のように、水の量(=血)が多ければ、自然に満ちて勢い(=気)ができます。そして充実した気&血が臓器を潤して養います。(清養原則の「養」。即ち不足している気血を養う)。そして、「梔子(くちなし)」は、肝、心、腎の熱を清めます。除煩、うつ状態の解放、鎮静助眠(清養原則の「清」。即ち睡眠に悪いものを取り除く)。さらに、「酸棗仁」、「百合」は眠りに導きます。「蓮子」は心・腎のバランスを取ります。「乾姜」、「甘草」は睡眠を助けながら、各自の役割もあります。

薬学博士ならではの配合

これで、特にイライラして眠れない人、眠くても眠れない人。そして熟睡できない人、朝にぱっと目が覚めない人。そんな方々に向けて、他に類を見ない「ロクキョウ+梔子」の組み合わせで薬学博士が誇れる処方ができました。ぐっすり眠った翌朝、その爽快な気分を体験してみてください。

今回は、企業秘密である配合の要の部分のみを開示しました。背景には弊社の商品を真似したり、弊社の商標を侵害する恐れのあるものが出回るという現状があります。私たちは正しい漢方の知恵から導き出した商品を作ることにより、「健康」と「美」を提供していきたいと思います。


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