ぎっくり腰に菜の花とホタルイカのリゾット

こんにちは、漢方薬膳アドバイザーの杏仁美友です。先日、立て続けにスタッフや教室の生徒さんがぎっくり腰になりました。そんな折テレビでも「春はぎっくり腰になりやすい」という話をしていたので、今回はぎっくり腰対策の薬膳です。

ぎっくり腰には血流改善を

寒暖差の激しい春。寒さで関節や筋肉のしなやかさを失いやすく、何かの衝撃によって腰部に激しい痛みを伴いやすい。テレビでは接骨院の院長さんがこうコメントしていました。中医学ではぎっくり腰のような急性の腰痛には、「瘀血」といって血行不良が絡んでいると考えます。過労や老化などの原因が根本にあります。そこに筋肉の緊張やねじれが加わって気血の通りが悪くなり、腰に激痛が走るというわけです。

ぎっくり腰によい食材

血行を良くする食材には、黒豆、ニラ、菜の花。玉ねぎ、青梗菜。鮭、さば、いわし。酢、ターメリック、黒砂糖などがあります。今回は春が旬の菜の花をリゾットにしてみました。一緒に入れたホタルイカは春に消耗しやすい水分や血を補うので、春の腰痛予防にもオススメです。

「菜の花とホタルイカのリゾット」の材料(2人分)

● 米…1合 ● 菜の花…3本
● ボイルしたホタルイカ…20個 ● 玉ねぎ…1/4個
● にんにく…1片 ● 粉チーズ…大さじ2
● 酒…大さじ2 ● 昆布だし…小さじ2
● 塩…小さじ1/8 ●オリーブオイル…大さじ2
● 黒粒コショウ…少々

「菜の花とホタルイカのリゾット」の作り方

1.ホタルイカは沸騰したお湯にいれ、さっと火を通す。身と煮汁を分け、ホタルイカの目は取っておく。
2.フライパンにみじん切りの にんにくと玉ねぎ、オリーブオイルを入れ、香りが立つまで炒める。
3.米と酒を加え、米が半透明になってきたら、1の煮汁とあわせて300ccの湯(分量外)、昆布だしを入れて弱火で蓋をして18分煮る。
4.残り6分になったところで、1cm幅に切った菜の花と塩を加えてひと混ぜする。
5.最後にホタルイカ、粉チーズを加えて火を止め、ざっくり混ぜて黒粒コショウを振る。

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