和漢のいろは Wakan no iroha
お姫様に桃の花の美しさを
お姫様に桃の花の美しさを
皆様、こんにちは。Dr.Tei Kenです。もう3月も終わりそうですが、3月といえばひな祭り。女児の健やかな成長を祈る年中行事ですね。古代中国の「川で身を清めて邪気を払う上巳節」。これが日本に伝わり、日本古来の「人形流し」という厄払いの風習と結びつきます。さらに平安時代の貴族のおままごとである「ひいな遊び」と組み合わさって、今のような形になったそうです。
縁起のよい桃の花
桃の節句、ひな祭り。桃の花が飾られるのは、旧暦上巳のころに桃の花が開花すること。それと、中国で桃の木が邪気をはらったり、子孫繁栄したり。そして実が不老長寿をもたらす仙木と考えられていたことからです。
ひな祭りの桃は魔除け?
病気から「逃(げる)」の「逃」は、「桃」と同じ発音です。日本でも魔除けと多産の縁起物とされます。女の子には桃の花がよく合いますね。
桃色の血色を
漢方では『女子、以血為本、以血為用』と言われます。“女性の一生は血が身の根本となり、一生血にまつわり、頼るもの”と考えられています。月経・妊娠・出産が全て血と関係していますね。女性にとって血液を良くすることは、非常に重要です。美しい桃の花のように、桃色の肌は血色感があります。女性をより綺麗に見せてくれます。
桃花姫®の由来
古代中国でも美人を桃花に喩えて謳う詩が数多くあります。中でも「人面桃花相映紅(人の顔と桃の花とがお互いに照り映えて紅色になる)」は有名です。「補血」に着目し、世の女性には健康、美容、プラス縁起も良いとの思いを込めて。当店の商品名にも「桃花姫」と名付けました。(現 桃花姫プラセンタ)。2007年の発売以来、多くのお姫様?に支持されています。コロナ後のマスク外しの美容需要に。それだけではなく、少子化の時代、「妊活・多産」もサポートできたらと思います。
桃の薬用価値
孫悟空が天界の蟠桃園で不老不死になる桃を全部食べてしまった神話があります。桃、桃の毛、桃仁(桃の種)、桃葉、桃花、桃枝、桃根、桃膠(桃木の樹脂)は、それぞれ薬用価値がるのです。特に桃仁は活血薬として大いに使われています。一方、桃花は「顔色を良くする」との記載が。杏子の花との共用で不妊症に良いとされます。最後に、旧暦の3月3日は最古の医書である「黄帝内経」の黄帝の誕生日だそうです。健康を祈るひな祭りが意外な所で漢方と結びつきますね。
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