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和漢のいろは Wakan no iroha

夏バテ防止に「とうもろこしと冬瓜のスープ」

こんにちは、漢方薬膳アドバイザーの杏仁美友です。
すでに夏バテされている方もいると思いますが、こんな時こそ、薬膳の出番です。かれこれわたしも、和漢シンカ研究所の和漢通信(会員向け)。こちらに連載を書かせていただいて10年目となります。これも皆さまのおかげです。これまで、とうもろこしや冬瓜のレシピを出したことがなかったのが、とっても不思議です。ということで、今回はダブル使い♪

日本の夏の特徴

「暑は湿を挟む」といい、とくに日本の夏は高温多湿。ですので、暑さだけでなく湿気の邪気の影響を受けます。暑さで汗をかき、元気を消耗する。だからだるくなるだけではないんです。湿気がからむことで、食欲不振、下痢。そして頭やからだが重だるい、胸悶感などが起こりやすくなるのです。

とうもろこしと冬瓜で利尿作用アップ

こんな時に役立つのが、旬のとうもろこしや冬瓜です。とうもろこしは消化機能を整え、水分代謝を良くします。コレステロールや血圧、血糖を下げる作用も。ですから生活習慣病の予防にも効果的です。冬瓜はからだにこもった熱を冷まし、余分な水分を排出します。むくみ防止に効果的です。小豆と一緒に煮ると利尿作用がアップ。腎臓病や膀胱炎の補助食にもなります。

とうもろこしのひげや冬瓜の皮の活用も

なお、とうもろこしのひげ根や冬瓜の皮は、利尿作用が高い生薬です。とうもろこしのひげ根は、刻んでご飯と一緒に炊くとよいです。また、カラカラになるまで乾燥させてお茶にすれば、ひげ茶の完成です。冬瓜の皮は、千切りにして炒めてきんぴらに。ちなみに、冬瓜のわたもみそ汁や酢の物などにして食べることができます。実は冬瓜は、捨てるところがないエコな食材でもあります。今回も冬瓜のきんぴらつきです。ぜひお試しあれ。

「とうもろこしと冬瓜のスープ」の材料

●とうもろこし…1本 ●冬瓜…8分の1個 ●鶏肉の手羽中…10~12本 ● 生姜のスライス…2分の1片分
● だし汁…500cc ●酒…大さじ1 ●塩…小さじ1/2位

「とうもろこしと冬瓜のスープ」の作り方

1 冬瓜は皮をむき、2cmの厚さのいちょう切りにする(皮はきんぴら用に取っておく)。
2 1と6~8等分に切ったとうもろこし、そのほかの材料を鍋に入れ、沸騰させる。
3 アクを取ったら弱火にし、クッキングペーパーをかぶせて15~20分煮込む。

「冬瓜の皮のきんぴら」の作り方

1 フライパンにごま油を熱し、冬瓜の皮100g、にんじん40g、赤唐辛子少量を炒める。
2 全体に油がまわったら水少量を加えてふたをし、弱火で6分ほど蒸し焼きにする。
3 冬瓜の皮がしっかり軟らかくなったらふたを外し、しょうゆ・みりん各小さじ2、酢小さじ1/2を加えて汁気がなくなるまで炒める。

野菜の恵みを取り入れて元気に夏をお過ごしくださいね。


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