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和漢のいろは Wakan no iroha

梅雨の湿気対策に「ひよこ豆とはと麦のスープ」

こんにちは、漢方薬膳アドバイザーの杏仁美友です。
梅雨時は高温多湿になります。ムシムシ&ジメジメして不快指数が上がりますよね。だからついつい冷たいビールや刺身に手が伸びる…という方も多いと思います。でも、薬膳的にはアウト! ということで、今回は梅雨にオススメの薬膳料理をご紹介します。

食材で梅雨の湿気対策

薬膳では、梅雨に対応する臓器は「脾」。脾は消化機能に当たり、胃腸に負荷がかかります。しかも「脾は湿を嫌う」といわれています。体内に余分な水分がたまっていると脾の働きが低下。下痢、胃もたれ、むくみなどの胃腸障害が起こりやすくなるのです。ビールや刺身は体を冷やし、余分な水分を生みます。梅雨時は食べすぎないようにしましょうね。

湿気対策におすすめの食材

こんなときにオススメな食材をご紹介。胃腸の機能を調え、余分な水分を出す豆類、イモ類、はと麦です。とくにこの時期に旬を迎えるインゲン豆、そら豆、枝豆。これらは栄養価も高いので、梅雨の湿気対策にはもってこいの食材です。今回は乾燥のひよこ豆を使いました。戻して茹でると風味を増します。その上、食材の効能を汁ごと頂けるメリットもあります。昆布茶がない場合は、コンソメや和風だしでも美味しいですよ。

「ひよこ豆とはと麦のスープ」の材料(2人分)

● 乾燥ひよこ豆…40g ● 乾燥はと麦…20g ●じゃがいも…1個 ●玉ねぎ…1/2個 ●にんじん…40g●にんにく…1片 ●昆布茶…小さじ1 ●オリーブオイル…適宜 ●塩・コショウ…適宜 ●パセリ…少々

「ひよこ豆とはと麦のスープ」の作り方

1.ひよこ豆とはと麦は洗ってボールに入れる。たっぷりの水に半日から一晩漬けておく。
2.じゃがいも、玉ねぎ、にんじんは1cmの角切りに。にんにくはみじん切りにする。
3.鍋にオリーブオイルを入れて2のにんにくを炒める。香りが立ったら2のじゃがいも、玉ねぎ、にんじんを加えてさらに炒める。
4.水けを切った1のひよこ豆とはと麦、昆布茶、水3カップを鍋に入れる。沸騰したら40~50分煮込む。塩・コショウで味をととのえる。器に盛ったらみじん切りにしたパセリを散らす。
梅雨の養生にぜひお試しください。


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