menu close

和漢のいろは Wakan no iroha

カラダや美容にいい「八宝茶」を楽しもう

こんにちは、漢方薬膳アドバイザーの杏仁美友です。
先日、ある撮影で女優さんに「八宝茶」をお作りしたんです。そうしたらとても気に入ってくれました。しかもお配りしたスタッフからも「売れるんじゃない?」と褒められ、ご満悦。ということで、今回のテーマは「八宝茶」です。

「八宝茶」ってどんなお茶

「八宝茶」は茶外茶といって、茶葉以外のものを入れたお茶のひとつです。お湯を注ぐと幾つもの花がゆらゆらと広がる工芸茶。そして麦茶、ゴボウ茶なども茶外茶に分類することができます。その茶外茶の中でも、カラダや美容にいいといわれるもの。それを複数合わせ、氷砂糖で甘みをつけているのが「八宝茶」です。

八宝茶は8種類?

「八宝茶」という名前から、8種類入っているのかと思いがちですね。数に縛りがあるわけではなく、いろいろ入っているという意味になります。野菜だけでなく、豚肉やエビ、イカなどいろいろ入っている八宝菜。これも、そういう理由なんですね。

今回の八宝茶


一番下から時計回りに、クコの実、マイカイカ、白きくらげ、竜眼肉、サンザシ、龍井茶、菊花、中央のなつめ

今回は、気血を補い、アンチエイジングによいといわれる「ナツメ」。カラダや肌を潤し、乾燥を防ぐ「白きくらげ」。気や血の流れを整えてストレス緩和によい、中国ローズとも呼ばれる「マイカイカ」。胃腸を温め、精神安定にもよい「竜眼肉」。血流改善や消化促進に役立つ「サンザシ」。高血圧や目の充血などによい「菊花」。口の渇きをいやし、頭部をすっきりとさせる「龍井茶」。そしてドライアイや眼精疲労によく、「食べる目薬」ともいわれる「クコの実」。以上の素材を入れてみました。

龍井茶は、日本の深蒸し茶とは違って釜炒りで、甘さがさっぱりとしていてブレンドしやすいお茶です。なければ日本の緑茶やウーロン茶でも構いません。

「オリジナル八宝茶」の材料(ティーポット300ccに対して)

●クコ…7個 ● マイカイカ…5個 ● サンザシ…5個●菊花…3個 ●竜眼肉…2個 ●なつめ…1個(半分に切る)●龍井茶…ティースプーン1杯●白きくらげ…ひとつまみ ●氷砂糖…10g

「オリジナル八宝茶」の作り方

すべての材料をティーポットに入れ、お湯を注いで5分蒸らす。つぎ足す場合、ポットの中の八宝茶を1/4程度残しておいてください。


こちらもよく見られています

食べるだけが薬膳じゃない 君臣佐使のルールとは? 食べ物の色選びで白髪改善!今すぐできる体質別チェック