和漢のいろは Wakan no iroha
気力アップに「鶏肉ときのこの粒マスタード煮」
気力アップに「鶏肉ときのこの粒マスタード煮」
こんにちは、漢方薬膳アドバイザーの杏仁美友です。涼しくなってくると、ほっこりした煮物やスープが食べたくなりますよね。今回は、秋の味覚であるきのこを、鶏肉と合わせて洋風の煮物にしてみました。きのこは、エリンギ、シメジ、舞茸を入れましたが、お好きなきのこで構いません。まずは、今回使用したきのこと、鶏肉の効能をご紹介します。
エリンギ
甘味、平性。肺や腎に作用する。カラダに必要な水分を補い、痰をとる。食物繊維が豊富で、整腸作用がある。
シメジ
甘味、涼性。肺や腎に作用する。気や血を補い、だるさや元気不足によい。便通を改善する働きがある。
舞茸
甘味、微温性。脾に作用する。五臓の働きを助け、虚弱を補う。便秘や肥満におすすめ。
鶏肉
甘味、温性。脾や胃に作用する。気を補い、おなかを温める。産後や病後の体力消耗や口の渇きにもよい。
気力アッププラス便秘にも
このように、きのこ類は便通をよくする作用があり、鶏肉は元気をつけてお腹を温めます。気力がなくて疲れている方だけでなく、便秘が気になる方もぜひお試しくださいね。
「鶏肉ときのこの粒マスタード煮」の材料(2人分)
●鶏もも肉…350g ●お好みのきのこ…150g
●インゲン豆…10本 ●牛乳…200cc
●にんにく…1片
●白ワイン…大さじ2 ●粒マスタード…大さじ1
●小麦粉…小さじ1弱 ●コンソメキューブ…1/2個
●塩・コショウ…各適宜 ●オリーブオイル…適宜
「鶏肉ときのこの粒マスタード煮」の作り方
1.鶏もも肉は縦横4等分に切る。両面に塩・コショウと、小麦粉を振っておく。
2.きのこは食べやすい大きさに切り分け、インゲン豆は茹でて、半分の長さに切っておく。
3.フライパンにオリーブオイル、つぶしたにんにく、皮目を下にした鶏もも肉をいれて火にかけ、表面をこんがり焼く。
4.鶏 肉をひっくり返し、余ったスペースにきのこを入れて炒める。
5.粒マスタードの半分は鶏肉の皮に広げ、残りの粒マスタード、白ワイン、コンソメキューブもフライパンに入れてひと混ぜしたら蓋をする。弱火で鶏肉に火が通るまで煮込む。
6.牛乳を加えてとろみがついたら火を止め、器に盛り、インゲン豆をそえる。
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