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和漢のいろは Wakan no iroha

ツラい「冷え性」にサヨナラ

皆様、こんにちは。Dr.Tei Kenです。今日は冷え性についてのお話です。

例年2月は寒い日が続き、冷え性の方にはツラい日々が続いてしまいますね。
冷え性には、大きく分けて3つの体質があります。

【1】自律神経失調体質

自律神経は、人の内臓、血管などの身体を一定に保っていく働きを任されています。
汗や体温を調節するのも自律神経で制御されているため、
自律神経が失調してくると調節がうまくできなくなってしまいます。

【2】貧血体質

貧血状態になると、赤血球が少ない血液は、力の源の一つである
酸素を運搬する力がなくなり、結果として体力不足や、
疲れやすく手足が冷える状態を作ってしまうのです。

【3】ホルモン不規則体質

ホルモンのバランスが崩れる事による自律神経の不調が発生し、
冷え性になってしまいます。
冷え性といえば、手足の冷えのイメージがありますが、
実は女性にとって一番注意しなければならないのは、お腹の冷えです。
東洋医学の観点では、お腹の冷えのことを『宮寒』と言います。
“宮”とは、子宮だけではなく、女性の生殖系を指します。
『宮寒』は、手足やお腹の冷えはもちろん、女性の生理や妊娠、血の巡り、美容など様々な所に関連しています。

よく冷え性に、血管を広げる作用のあるしょうが湯がいいと言いますが、本当に改善するためには、しょうが湯では力が足りません。
東洋医学では、冷え性改善に『血』を補い『陽』を増やす必要性を説いています。

◆食べて飲んで、冷え性を改善しましょう

【おすすめの食べ物】エビとニラの炒め物。あるいは、ラム肉とニラの炒め物

【おすすめの飲み物】乾姜(乾燥生姜)粉末、黒砂糖

シナモン粉末、アキョウ粉末を、お好みの量で混ぜて飲み物を作ります。
乾姜は、お腹を暖め体内の寒気を追い出すため、「陽」を助ける作用があります。
黒砂糖は血液を補い、シナモンは「陽」を増やし、胃腸を温め、血液の循環をよくします。そして、アキョウは血液を補いホルモンバランスと自律神経を調節する作用があります。総合すれば、根本的に冷え性を改善し、健康美人に変身!

※乾姜粉末がなければ、生姜粉末で代用可。


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