和漢のいろは Wakan no iroha
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騙されないで!和漢サプリの正しい見分け方〈3〉
騙されないで!和漢サプリの正しい見分け方〈3〉
皆様、こんにちは。Dr.Tei Kenです。「亀鹿」という伝統ある漢方製剤を例にして、和漢サプリの見分け方をお伝えするシリーズラストの3回目。インチキサプリに騙されない方法を伝授します。
和漢サプリの騙されない見分け方【その3】
前回は漢方素材の表記を確認、という話でした。今回は、配合量についてです。漢方素材の場合、漢方理論に従って使用量を決めます。例えば、あるサプリは、1日に1mgのゴマ末を配合しています。国産ゴマ1粒は約2.4mgですから、1mgはわずかゴマの半粒。果たして配合の意味はあるのでしょうか?
騙されてはいけない配合量
「中国薬典」では「亀鹿二仙膏」に配合する鹿角膠は486mg/日と規定しています。弊社は鹿骨膠と冬虫夏草も配合し微調整して440mg/日にしました。原材料名の表示順から配合量の範囲を推測できます。なぜなら、原材料名表示は重量の割合の高いものから順に表記されるからです。
騙されずに済む確認法
例えば、鹿角膠が10番目にあるとします。一日分が2gの場合、仮に1~9番目の原材料が鹿角膠と同重量であったとしても、鹿角膠の配合量は200mg/日以下になります。通例ですと10番目あたりの原材料は20mg/日前後になると思われます。推測ですが弊社製品のわずか5%程度の配合量になります。
漢方素材、本物を見極めよう
加えて、漢方素材を正しく使っているかどうかです。間違っていれば、健康どころか害になる可能性もあります。「亀鹿」製品を例にすると鹿角膠末を用いるのが正しいです。しかし、コストを下げる目的で効能の違う鹿角末を代用するケースがあります。
騙されずに済む見極め
鹿角膠は補うもので補腎剤として高名です。一方で「鹿角は、生で用いれば熱を散らし血を行らし、腫れを消し邪を辟ける」(本草綱目)。「邪悪の気を逐いやる」のが、鹿角のメイン効果。鹿角は「(産後)胎盤の下りないものの治療」にも使われます。妊活サプリとして服用する女性の方は、害にならないものを選ぶよう気をつけていただきたいです。
弊社は本物を提供しながら漢方の知恵を広め、お客様に正しく選択できる賢い消費者を目指していただきたいと願っています。
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