menu close

和漢のいろは Wakan no iroha

2024.08.26

亀板と亀板膠の効能とは〈2〉

#夏の夜#アキョウの価値#朝顔の種#朝顔#むくみとり#牽牛子#薄毛対策#ミネラル#皮膚#神農本草経#中薬大辞典#補剤#ウイルス対策#免疫システム#国産鹿膠#女性の一生#7の倍数#髪の悩み#ぱさつき#脂#ラード#髪のパサつき#梔子#健康長寿#亜鉛#抜け毛#なつめ#造血作用#造血力#若返り#若く#農業#168優農#認知症#薄毛#新型コロナウイルス#コロナ後遺症#新型コロナウイルス後遺症#守護神#鹿角盤#乳腺症#乳腺炎#袋角#鹿角#鹿角霜#亀板#亀#鹿の活用#抗老#アンチエイジング#腎臓#皮膚科#かっさ#血#散歩#タンパク質#美髪#熟睡#くすみ#シワ#たるみ#肌の老化#真皮#美白作用#紫外線対策#美白ケア#未病管理#鹿の郷#コロナ#コロナウイルス#桃花姫プラセンタ#睡眠不足#目のトラブル#疲れ目#眠れない#メラニン#キャンドルブッシュ#黄連阿膠湯#肝の養生#血液#心筋梗塞#養生#睡眠改善#眠り#サプリ#生薬#免疫#アトピー#加齢#のぼせ#目の充血#五月病#春#便秘#当帰生姜羊肉湯#冷え対策#血虚#北海道#イライラ#解毒#バランス#肝#紫外線#風邪#鼻水#GABA#健康#髪#ヘアスタイル#若さ#カサカサ#乾燥肌#はと麦#花粉#免疫力#体質#自律神経#東洋医学#生姜#老化#寿命#シミ#乾燥#美容#白髪#腎#頻尿#鹿皮膠#亀板膠#鹿角膠#貧血#膠#ほてり#不眠#エゾジカ#むくみ#眼精疲労#鹿膠#ロクキョウ#阿膠#薬膳#和漢#漢方#アキョウ

亀板と亀板膠の効能とは〈2〉

皆様、こんにちは。Dr.Tei Kenです。前回の亀板と亀板膠の効能とは<1>に続き、今日は亀板膠に関するお話です。

わずかな量しか得られない亀板膠

亀板膠は、亀板を煮詰めてできた膠です。紀元307年頃に道教の医師が初めて作ったとされています。亀板の薬用の歴史が2000年以上なのに対し、亀板膠の使用歴は400年程。膠の製造が難しく、約10kgの亀板から1kgの亀板膠しか得られないことが起因しています。

亀板よりも亀板膠

亀板膠の効能効果は、亀板と似ています。1769年に発行された薬学本【本草求真※】に『亀板膠は、亀板を煮て作るので、気味は陰を益す。ゆえに【本草綱目※】に「亀板は亀板膠に及ばない」との説が載る。<中略>亀板を用いるよりも亀板膠を用いるほうが良い』と記載され、1624年に発行された【本草正※】に、「亀板膠の効能は亀板と同じであるが、性味はより濃厚であり、もっとも純陰であり、孤陽を退けることができる」と記されています。

亀の甲羅の模様も福を呼ぶ?

また、甲羅の紋様の六角形は吉兆を表す図形ともされています。いまでも縁起物として、様々な場面に取り入れられ珍重されています。万年とはいきませんが、亀には健康長寿、即ちアンチエイジングの作用が確かにあります。生薬としては亀板と亀板膠があります。

亀板膠は亀板よりも優れている

このことは明白です。特に1624年に、名医である張景岳氏が
医学本【景岳全書※】を出版し、彼の臨床経験により作られた著名な処方「左帰丸」が収録されました。滋養強壮、アンチエイジングの名薬「左帰丸」は、亀板ではなく亀板膠が配合されたことにより、後世に大きな影響を与えました。亀板膠を配合することが主流になり現在に至ります。

亀板膠は正しく選ぼう

国内で流通している一部のサプリメントの原材料名を確認すると、「亀板末」「亀腹甲末」等が書かれています。即ち、亀板の粉末であって、亀板膠ではありません。前回述べた通り、亀板は妊婦が服用してはなりません。亀板末が配合された「妊活サプリ」は、妊活中の方に害となってしまうリスクがあります。名前が似ているから同じとは限らないので、正しい知見が必要なのです。

亀板膠の薬効を最大限に発揮するには

亀板膠は、性が陰寒であって、よく陽気を消すので、陽を養う生薬との配合使用が望ましいです。その代表例は鹿角膠です。亀板膠と鹿角膠のセットで有名な処方である「亀鹿二仙湯」。約500年前に明王朝の宮廷御医が皇帝のために考案したとされており、その100年後、庶民にも知られるようになりました。

<亀板膠の効能については次回へ続く>

※有名な漢方書の名称

和漢SINCA商品ページはこちら


こちらもよく見られています

社員は何を飲んでいる?おすすめサプリ紹介 アキョウ、ロクキョウで紫外線対策 頭皮マッサージって白髪予防になる?意外と知らない予防法