和漢のいろは Wakan no iroha
身体を養う血液が熟睡を生む
皆様、こんにちは。Dr.Tei Kenです。
新年度が始まり、GWも終わりました。
新学期や部署の異動など、慣れない生活を送っている方も多いと思います。昼間しっかり活動するには、夜の睡眠が大切です。しかし、統計※によると、日本人の4割が「寝ても疲れが取れない」とのこと。そして7割近くの人が「ぐっすり眠れない」と回答。かなりの割合で睡眠に対する不満を抱えています。
※マイボイスコム調査による
眠れない理由にもタイプがある
漢方理論によると、睡眠障害は七つのタイプに分類されます。その中でも、特にイライラで眠れないタイプ。そして更年期障害の影響で眠れないタイプ。また加齢により熟睡できないタイプにアキョウ、ロクキョウは有効です。
キーワードは眠りの質
睡眠のカギは血液の質を高めることにあります。そこで、アキョウ、ロクキョウ。素材の持つ“滋陰”と“補血養血”の働きにより、熟睡へと導くのです。ストレスを受けやすい肝をはじめ、内臓や細胞。これらを睡眠中に休ませて再生するためには、栄養を運ぶ充分な血液が必要なのです。
漢方薬でも重用される素材
代表的な漢方薬として、イライラタイプの睡眠障害に処方される“黄連阿膠湯”。そしてストレスや身体が弱っているタイプに処方される“牛黄清心丸”にアキョウが配合されています。このことからもアキョウは睡眠に良いと言えます。また、アキョウ、ロクキョウは身体を温める作用もあります。その結果として、睡眠の質を高めることに繋がります。
ちなみに、食べ過ぎも良い睡眠の妨げになります。寝る前の過食、ご注意ください。
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