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和漢のいろは Wakan no iroha

腎臓が寿命を決める!?【3】

皆様、こんにちは。Dr.Tei Kenです。
前々回【1】は、NHKスペシャル「人体 神秘の巨大ネットワーク」の第1回目。「腎臓が寿命を決める」の概要を取り上げました。まずは西洋医学と東洋医学における腎臓(腎)に照らし合わせて解説しました。腎はただの尿を作る器官ではなく、寿命を決める働きをしています。前回【2】は、東洋医学流 腎を守る方法をご紹介しました。腎を守るのに重要なのは、薬効のある生薬による養生です。

腎を固めるアキョウ

例えば、生薬アキョウは「精を増し腎を固める」効能があります。「精」は生命の源で、腎の中で「血」に変わります。「精」を増して、腎の機能を高めます。これが強い生命力となり、老化や病気に対抗し健康長寿に導きます。また、アキョウは造血効果が優れていることを度々紹介してきました。実は、研究において健康長寿のメッセージ物質EPO(エポ)も増やす効能があります。失血性貧血マウスに対して、アキョウのEPO分泌促進作用※が確認されています。

腎と白髪の関係

さらに、アキョウは白髪や抜け毛に良いとお伝えしてきています。これは直接、白髪や抜け毛にアプローチするというより、アキョウによって腎の機能が高まることに注目です。腎によって白髪・抜け毛へ働きかけます。前々号でもご説明しましたが、腎の華(外見)は髪にあり、腎が弱まると、女性は35歳から髪が抜け、42歳から白髪が出ます。男性は40歳から髪が抜け、48歳から白髪が出るとされています。2000年前と環境が大きく変わり、個人差もあるので年齢はあくまでも目安ですが、白髪は腎の弱まりによるものです。このため、いかに腎(他には肝、血とも関係)の健康状態を整えるかが白髪の量に影響します。

白髪は腎の弱まり

白髪対策をされている一部の方から、精力が高まったとの声をいただいています。腎の機能が高まると精力も充実します(アキョウ⇒腎⇒精力)。また、肝の機能が高まり、血が充実し巡るので、肌がキレイになったとの声もたくさん頂戴しています(アキョウ⇒肝・血⇒美肌)。白髪は腎が弱っているサインでもあるので、寿命にも影響します。放っておくと大変なことになるかもしれません。白髪・抜け毛の悩みは、肝・腎・血に着目すべきです。そうしない限り、髪に良い成分を取り入れても、根本的な改善に繋がりません。

アキョウからロクキョウへ

東洋医学には知っておくと役立つ知恵が多くあります。現在は北海道で、強い補腎作用のある日本初となる素材「ロクキョウ」の開発に成功しています。ロクキョウはアキョウのパワーのさらに上をいくプレミアムアキョウといえる和漢素材です。しかも国産ということで、安心していただけるのではないでしょうか。少しでも皆様の抗老へのお役に立てるよう、今後とも努力してまいります。

※Journal of East China University of Science and Technology (Natural Science Edition) 2008,34(1):47-52


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