和漢のいろは Wakan no iroha
疲れをなんとかしたい
こんにちは。和漢SINCAスタッフです。
突然ですが、最近疲れていませんか。なんとなくだるかったり、眠かったり。ただでさえ春という季節は、心が不安定になりやすい時期です。ストレスを感じることも多いですよね。新年度で環境が変わることもあり、落ち着かない方も多いのではないでしょうか。
疲れの原因
疲れの原因とは何でしょうか。その対策は?
薬学博士でもある弊社の代表に聞いてみました。
中高年の疲れ、腰痛や肩こりの原因は、骨・筋肉・血液のバランスの乱れとされています。漢方の考えにおいて、骨と筋肉を司るのが“腎”という器官です。さらに“腎”は若さやホルモン調節と関係の深い器官です。この働きが弱まること、すなわち老化が進行することにより、「腎虚」となります。その結果、ホルモンバランスが乱れて血流が悪くなり、足腰が衰え、疲れやだるさ、腰痛や肩こりが出やすくなります。
これらを予防するには、腎の機能を高めることが大切です。
腎虚とは
そもそも腎虚とはどんな状態なのでしょうか。漢方における腎とは、生殖器や泌尿を意味しています。人の生殖に影響を与える生命エネルギーが腎気といわれます。生まれ持った腎気は、歳を重ねるにつれ減少し、腎虚となります。
腎気が不足する「腎虚」の状態になると、脱毛や白髪、冷えやだるさ、難聴や耳鳴り、皮膚の乾燥やかゆみ、腰痛などの要因となっていきます。腎虚となると、単なる老化だけではなく、子供の成長不良、不妊症の原因にもなります。さらに、腎気が弱まることで、精神的にも不安定になるといわれています。そう考えると、なんとも予防したいと感じます。
和漢で疲れ対策
“腎”を補う生薬はいろいろありますが、アキョウ・ロクキョウもその中のひとつです。アキョウ・ロクキョウは、「陰・陽」といった体のバランスを整え、“気”と“血”を補います。この働きにより、疲れ対策やだるさに効果を発揮します。
さらに、中薬大辞典によると、アキョウ・ロクキョウは“足がだるく長く立っていられない状態を健康にする。腰痛を治し、力を強め筋を伸ばす。”と記載されています。これより、アキョウ・ロクキョウに滋養強壮作用があることが分かります。その効果は、滋養強壮の医薬品にも使われる確かなものです。
疲れ対策にお勧めの食材
日々の食生活でも、腎虚対策を心がけましょう。食事、睡眠、運動が健康の基本です。
滋養強壮効果アップにオススメの食材は、栗、豚肉、もやし、納豆など。黒い食材もよいです。漢方素材は、なつめ、クコの実、冬虫夏草、西洋人参です。アキョウ・ロクキョウと一緒に摂ると、相乗効果により疲れ対策にも最適です。
監修:Dr.Tei ken
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