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和漢のいろは Wakan no iroha

夜中のトイレで寿命が縮む!?

皆様、こんにちは。Dr.Tei Kenです。朝晩の冷え込みが厳しくなってきた今日この頃。夜中にトイレに起きる人も多いのではないでしょうか。年のせいと思う方もいるかもしれません。でも、夜間排尿が3回以上の人は注意!寿命が短くなるという研究データがあり、軽視できません。

夜間頻尿になってしまう原因

西洋医学では、夜間頻尿になってしまう要因の一つに、心臓や血管のポンプ機能の衰えを考えます。重力で下がった水分が心臓や腎臓に戻れなかったことが原因。また、筋肉量が減ってしまったために脚に水分が溜まってしまうことも挙げられます。脚の水分は就寝時に体を横にすると、上体に移動して血管や心臓に戻ります。そこで夜間の尿量を制御している利尿ホルモンの分泌が誘発されます。それで、尿意をもよおすようになります。その結果、夜間の尿量が増えてトイレの回数が多くなってしまうのです。

頻尿には重篤な病気が隠れているかも

頻尿は泌尿器系のトラブルと考えがちです。でも、過度の水分摂取、脳血管障害(膀胱のコントロールがきかなくなっている)。そして糖尿病などによるホルモンバランスの乱れ。心不全などの循環器疾患(昼間にうっ血した状態を改善させるために、尿を増やして心臓の負担を軽くしている)。睡眠時無呼吸などが複雑に関与している可能性があるので要注意です。

夜中のトイレを減らすには

夜中のトイレを減らすには、下半身の血流を促すことが大切です。手始めに夕方の散歩がおすすめ!脚の筋肉運動が血流を良くし、水分を上体に押し上げます。また、適度な疲労感により、ぐっすり眠れるようになり、夜中に起きる確率が減ります。

頻尿トラブルとアキョウ

漢方の考えでは、尿のトラブルは、泌尿器系や水分代謝を司る「腎」の機能の衰えとします。その根底に冷えがあると考え、血の滞りが要因となると考えます。アキョウは、腎の機能を高め、血の巡りを生みます。このことからも、尿トラブルの漢方、猪苓湯にアキョウが配合されています。それだけではなく、アキョウは筋骨を強くしたり、眠りの質を高める作用も。夜間のトイレ問題に一役買ってくれます。夜中に起きて寝ぼけた状態でトイレに向かい、転んで寝たきりになってしまうケースも少なくありません。たかがトイレと侮ることなかれ。


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