和漢のいろは Wakan no iroha
女性に嬉しいビーツのスープ
女性に嬉しいビーツのスープ
こんにちは、漢方薬膳アドバイザーの杏仁美友です。うちの近くのスーパーは、店舗の大きさはそれほどでもないのですが、その割に野菜やフルーツの種類が充実しているのです。夏は南国のフルーツである生の龍眼肉もあります。先日は国産のビーツが並んでいたので、さっそく買ってボルシチに。そういえばビーツの薬膳的な効能はなんだっけ…?ということで、今回はビーツの効能からご紹介しましょう。
ビーツの特長と効能
アカザ科の根菜。葉酸、ナイアシン、パントテン酸などのビタミンB群が豊富。ミネラル類や食物繊維も多く含む。特有の赤い色素はベタレインで、強い抗酸化作用がある。糖度が高く、甜菜とも呼ばれる。薬膳的には、甘味で平性。肝の機能に関連が深い。
ビーツで薬膳料理
血流を良くし、滞った気の流れをおろすので、生理不順、胸脇のつまりや痛みに用いることができます。栄養豊富なことから「飲む血液」や「奇跡の野菜」といわれるビーツ。薬膳的には血液の流れを良くする働きがあります。今回は同じく血行を良くする玉ねぎやパセリをあわせて、血液循環を良くする薬膳レシピをつくってみました。寒くなると血流が悪くなって冷えがひどくなる方、生理痛がある方にとくにオススメです。今回は牛乳を入れましたが、豆乳にしても美味しいですよ。
ビーツのスープの材料(2人分)
● ビーツ…50g ●じゃがいも…小1個 ● 玉ねぎ…1/4個
● 牛乳…50cc ●コンソメキューブ…1/2個
●オリーブオイル・パセリ・塩・コショウ…各適宜
ビーツのスープの作り方
1.ビーツ、じゃがいも、玉ねぎは皮を剥き、それぞれ薄切りにする。
2.鍋にオリーブオイル、1を入れ、具材がしんなりするまで炒める。
3.水1カップ(分量外)、コンソメキューブを加え、沸騰したら中火にして15分程度煮込む。
4.粗熱が冷めたらミキ サ ーで攪拌し、鍋に戻して牛乳を加え、塩コショウで味を調える。
5.器に盛り、刻んだパセリを散らし、オリーブオイルを少量かける。
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