「鹿骨膠」の優れた作用

こんにちは。和漢SINCA専属薬学博士のTeiです。
生薬としての鹿骨膠（ろっこつきょう）。
なぜ冷え改善や痛みに効くのか。滋養強壮作用があるのか。どうして頻尿、尿漏れにも効果があるのか。不思議に思う方はいらっしゃいませんか。

中年以降に多く見られる症状には「鹿骨膠」

東洋医学は不思議なことが多くて面白く、熟知すれば「なるほど」と納得します。例えば、頻尿・尿漏れは、耳鳴りや男性のEDと共通の原因がありますがなかなか結びつかないですね。関節痛・腰痛・骨粗鬆症（こつそしょうしょう）は、体力の衰えや冷え、不妊や白髪と共通の原因が！実はこれまで述べた全ての症状に共通した原因は「腎虚（じんきょ）」です。

腎虚には「鹿骨膠」

これは「腎」が弱まり、機能が低下していることを指します。その一例は、皆様がテレビで見たことのある頻尿・尿漏れのお薬「ハルンケア」。発売元の大鵬薬品のHPに「ハルンケアは生薬製剤であり、由来処方となる「八味地黄丸」は東洋医学でいう“腎虚”を改善する漢方薬です」と記されています。鹿骨膠は腎虚を治す、つまり腎の機能を高める生薬です。東洋医学の長い歴史で数えきれない程の患者や東洋医による実証から導いた結論です。

ただし、上記の諸症状は「腎虚」が主な原因ですが、複雑な人体において症状の唯一の原因とは限りません。複数の原因に対して数種類の生薬を配合して使うのが東洋医学の特徴です。例えば当店の「剛SUGI（つよすぎ）」は鹿骨膠以外に、気を補う高麗人参や陰を補う西洋人参、陽を補う冬虫夏草も配合しています。

人の寿命を決めてしまう「腎」

上記の諸症状は一見、生活の質だけに関わり、命の危険には関係なさそうです。でも実はNHKの特番でも放送された通り、「腎」は人の寿命を決めてしまうのです。「腎虚」の症状が出たら早くケアしないと生活の質が落ちるだけではなく、命が短くなる可能性も十分にあります。東洋医学は体質改善に着目する医学ですので、数十年蓄積した衰えを一朝一夕で完全に治すことは不可能です。ロクキョウを1年間継続し、試しに3ヵ月やめてみると効果が分かりやすいでしょう。

40代を迎え、笑ったら尿が漏れた、旦那様はオトコの元気を失った、関節が痛くなり、白髪がチラホラは「腎虚」です。鹿骨膠が役立ちます。

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