和漢のいろは Wakan no iroha
甘みの摂りかた
甘みの摂りかた
皆様、こんにちは。和漢SINCAスタッフです。疲れたとき、ストレスを感じた時ついつい食べたくなる「あまいもの」。エネルギーとなり、元気にしてくれる甘みですが、実は、それにより体調や精神状態が振り回されて不安定になっている可能性も!今回は甘みを我慢しすぎず、心も体も元気になれる摂り方についてご紹介します!
甘みについて
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■血糖値ってこんなにも体調に影響が!
■甘いものは悪者ではない。「脾」の機能を高める「甘味」とは
■甘党の味方「レジスタントスターチ」
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空腹と血糖値の関係
血糖値とは血液中のぶどう糖の値のこと。お腹が鳴りそうな「空腹感」を感じている時はこの血糖値が下がっている状態です。食事を摂って補給することもできます。肝臓や筋肉に蓄えられたグリコーゲンから「ぶどう糖」を作り出して、自分自身で血糖値を安定させることもできます。たとえば、お腹がすいていても、しばらくすると「あれ?そうでもないかも?」という感覚になったことありませんか?
その症状、大丈夫?
このような方法やその他にも体の中でエネルギーを生み出す方法がいくつかあります。ですので、一時的に血糖値が下がっても本来は問題ないのです。それでもうまくいかないと辛い症状を感じる方も。たとえば・・
◎疲労感・眠気
◎集中力の低下
◎頭痛
◎神経過敏・不安感・恐怖感
◎攻撃性・イライラ
こんなに!?と思うほど、血糖値の状態で私たちの精神は不安定になってしまうことも・・
甘みが大好きな父
スタッフにも長年の「だるさ」や「精神不安」を感じている父がおりました。父は甘いものが大好き!で、とても疲れやすく、すこし動いては疲労からお饅頭・飴やペットボトルのジュースを摂取。だるさから横になっている時間も多く活動的になれず、不安感やうつ症状に悩んでいました。
腸内環境改善の3大メソッド
悩む日々の中、ふと血糖値のことが思い浮かびます。「甘いもので体調が悪いのかもよ?」という話に最初は怒っていた父ですが、母と根気強く話します。
★プロテインも利用してタンパク質の摂取量を増やす(筋肉を強化)
★甘いものを摂るなら食後に(血糖値に影響しにくい)
★ペットボトルの甘い飲料は減らす
などして工夫をしてもらうように!いつも甘いものだけで元気を出そうとしていた父。タンパク質もしっかり摂るようになり元気が出やすくなってきたと喜ばれました。
甘みの種類に注意
和漢での胃腸である「脾」の臓。ここを強化するには「甘味」が効果的です。この「甘味」とは加工品の甘さではなくお米などの穀物やさつまいもやじゃがいもなどのいも類の食材そのものの「甘み」のことです。逆に血糖値を急激にアップダウンさせてしまうのは加工食品などに含まれる生成された砂糖、ペットボトル飲料などの果糖ブドウ糖液糖など。常習化しやすく、気が付くと繰り返し摂るようになりやすいのです。
(※ただどんな方でも血糖値が下がったまま放置するのは危険(特に疾患がある方)です。ブドウ糖摂取などで適切な対応をしてください。)
甘みを摂るタイミング
日々甘いものを食べ過ぎてしまうな~。そしてなんだか疲れやすいな、精神的にも不安定かも・・という方は一度「甘みの種類と摂るタイミング」に気を付けてみましょう!
★甘いものが食べたい・・お腹がすいたらすぐに飴やチョコ⇒デザートはなるべく食後に変更
★水分補給は甘みのないお茶やお水で
★食物繊維は血糖値の上昇を抑制してくれます。スイーツ・お菓子⇒さつまいも・リンゴにチェンジ!
★よく噛む
★主食(ごはん・パン・パスタ)は食事の最後に。まず野菜やお肉魚類から食べよう!
レジスタントスターチとは
甘党さんの味方!レジスタントスターチは消化されにくい難消化性のでんぷんのこと。血糖値の上昇を抑制してくれます。ごはんやさつまいもなどの芋類から摂取できますが、ポイントは「冷やす」こと!ごはんやさつまいもを加熱後冷やす過程ででんぷんが、消化されにくい状態=血糖を上げにくい状態に変化。小腸では消化されず、大腸で腸内細菌によって発酵されるので、腸内環境にも◎!
一度冷やす
ごはんもさつまいもも「できたてアツアツ」が魅力的です。しかしながら一度冷やして(常温または冷蔵庫)そのままか、再加熱して食べる方がレジスタントスターチの効果を得られるので、血糖値のアップダウンを防げます。今日の投稿のポイントもぜひ役立ててくださいね。
監修:Dr.Tei Ken
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