梅雨こそパクチー! 「パクチー和え麺」

こんにちは、漢方薬膳アドバイザーの杏仁美友です。今回はじめじめする時期におすすめのパクチーを使った薬膳をご紹介します。

数多くある関連商品

すっかり定番となってきました、パクチー。一時期のブームもあり、インスタントラーメン、ドレッシング。ポテトチップス、アイス、フリカケ…と、関連商品も数多く存在しています。皆さんはどんなふうに食べるのが好きですか。

パクチー水餃子

もちろん我が家もよく食卓に登場します。サラダやスープに入れることが多いです。先日はある雑誌の試作もかね、水餃子にいれてみました。うん、やはり香味野菜って水餃子に合う。ということで早速今回のテーマにまいりましょう。

消化を促進し、風邪予防に

パクチーは「ゲンスイ」という生薬です。中医学では辛温解表薬といって、ネギやショウガと同じようにカラダを温めます。そして風邪の邪気を発汗によって追い払ってくれる作用があるのです。

なお、この時期は蒸し暑くて食欲が落ちたり、湿気でカラダが重だるくなったり。体調がよくない人も多くみられます。パクチーには胃腸の調子をよくして、消化を促進させる働きがあるとされています。

パクチーをたっぷりと

日本では梅雨のじめじめを和らげるために、冷たいビールや生ものをついつい食べがちです。これは消化にもよくないですし、カラダを冷やし、胃腸の働きもにぶくなってしまいます。湿は脾を嫌うといいます。こんな時期こそパクチーがピッタリなのです。それでは大量消費できる、麺料理をご紹介しましょう。

◆「パクチー和え麺」の材料

●パクチー…2袋(70g) ●中華めん…2玉(生麺タイプ)
●ネギ…10センチ分 ●ゴマ油…大さじ1～2
●小口唐辛子…少々 ●クコの実…お好みで
●調味料(●酢…大さじ2 ●すりおろしショウガ、鶏がらスープの素…各小さじ2 ●塩…小さじ1/2 ●花椒(山椒でもOK)…少々 ●水…120cc)

◆「パクチー和え麺」の作り方

1.中華めんは袋の指示通りに茹でる。流水で洗って水けをきり、ゴマ油をかけてほぐしておく。
2.調味料の材料と1株残したパクチーをミキサーに入れて撹拌する。1の中華めんに和えて器に盛る。
3.ネギは縦半分に切ってから斜め薄切りにする。パクチーの1株をざく切りにし、ネギ、ゴマ油、小口唐辛子と和え、和えた麺の上にのせる。

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