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和漢のいろは Wakan no iroha

内側の湿気に注意!

皆様、こんにちは。和漢SINCAスタッフです。前回の体の「冷え」に続き今回は体の内側の「湿気」についてご紹介します。

湿気の外因

和漢では体の不調のきっかけとなる要素を体質的要素の「内因」、外からの要素の「外因」に分けます。では、「湿気」をためる「外因」とはいったいどんなものでしょうか?

湿気を生みやすい食事

『肥甘厚味(ひかんこうみ)』
※主に体に湿気を生み出しやすい食事を3つまとめてこのように表現します。
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■肥・・揚げ物や脂質の多い食品
■甘・・甘い強いもの、特に食材本来の甘味ではなく精製された砂糖を多く含む食品
■厚・・調味料を多く使った味の濃いもの
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残念ながら、おいしいもののほとんどがこの味に当てはまっていそう。ここに冷たいものを合わせると、さらに湿気が体にたまりやすくなります……

舌を観察してみましょう

鏡の前で舌をベーっと出してみて舌が腫れぼったく、舌のコケがべっとりついている方。特に、苔がうっすら黄色い方は湿気の蓄積している可能性大!『肥甘厚味』を控えて、あっさりしたお食事を心がけた方が良いかもしれません。

湿気から来る弊害

湿気はいわば、老廃物。食べたものを体の栄養として役立てられず不要にため込んでしまっている状態です。長引くと湿気は粘っこくなり、熱と結びついた、「湿熱」となります。そうするとだるさ倦怠感のほか、皮脂の分泌が増えてニキビ・肌荒れ、膀胱炎や胃腸炎など炎症のきっかけになります。ほかにも脂肪増加や肝機能への負担増などさまざまな影響が。

湿気を防ぐ食養生

疲れたときやストレス・ホルモンバランスの変化でどうしても甘いものや脂っこいものが続いてしまった!そんな時は「舌」の観察をしてください。異変がみられるようなら、時々、あっさりメニューへ切り替えるメンテナンスデーを作ってみてくださいね。ゴーヤ・きゅうり・冬瓜などのウリ科の夏野菜は熱をさましたり余分な湿気を出すのが上手です。日々のメンテナンスメニューにぴったりですよ♪

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監修:Dr.Tei Ken


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