和漢のいろは Wakan no iroha
美肌や咳に「白きくらげの梅肉和え」
美肌や咳に「白きくらげの梅肉和え」
こんにちは、漢方薬膳アドバイザーの杏仁美友です。横浜中華街に行って、薬膳素材や茶葉などを買い出すツアーを、不定期で行っています。先日も14名をお連れしてきたばかりです。
白きくらげを爆買い?
こんな時じゃないと買えないと、購入意欲も高まります。枕ほどの大きな袋に入った白きくらげを購入する方もいらっしゃいました。そんな大量の白きくらげをどう消費するか興味がわきます。せっかくなのでわたしも白きくらげレシピを考案してみました。まずは白きくらげの効能をご紹介しましょう。
白きくらげの効能
【白きくらげ】 甘淡味/平性/肺・胃・腎に関連
肺や気管支をうるおすので、咳や痰によい。カラダに必要な水分を補い、肌の乾燥にもオススメ。胃の機能を整える作用もある。
貴重だった白きくらげ
白きくらげはその形から別名を「銀耳」といいます。中国では昔はとても貴重で高価なものとされていました。なお、肌をうるおすので美肌にはかかせないものとして重宝されました。食べるだけではなく、煮詰めてトロトロにしたものをパックにするなどの記述も残っています。
白きくらげの使い方
最近は日本でも大型スーパーなどで乾燥の白きくらげが手に入るようになりました。デザートによく使われます。味にクセがないので、味噌汁、スープ、サラダなどに使用できるのも利点です。
春先の乾燥対策に
今回はこの白きくらげに、梅干しを加えます。「梅くらげ」ならぬ「梅白きくらげ」を作りました。梅にも水分を補ったり、口の渇きをいやす働きがあります。春先の乾燥にもよいので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
◆「白木耳の梅肉和え」の材料
● 乾燥白木耳…10g ● 梅干し(しそ漬け)…4個
● 本みりん…大さじ1 1/2~2 ● 白ごま…少々
● 酢、だし、はちみつ…お好みで(なくても可)
◆「白木耳の梅肉和え」の作り方
1.白木耳はたっぷりの水で戻し、硬い軸の部分は取りのぞいておく。
2.鍋に水と戻した白きくらげを入れて、2~3分茹でる。
3.種を取った梅干しとみりんをよく混ぜ、白きくらげと和える(お好みで酢やはちみつをいれて味を調える)。
4.器に移し、白ごまをふりかける。
◆「白木耳の梅肉和え」のポイント
・白木耳はさっと茹でましょう。食感がよいです。
・梅干しやみりんの種類によって、調味料を加減してください。
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