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和漢のいろは Wakan no iroha

冷えには納豆と菜の花パスタ、紅花添え

こんにちは、漢方薬膳アドバイザーの杏仁美友です。寒いと動かないし、動かないと血流が悪くなります。血流が悪いと冷えや痛みをともないます。そうなるとますます動きたくなくなります。このように寒さによる負のスパイラルに陥りやすいのが冬の今頃ではないでしょうか。今日は血行不良による冷えによい薬膳をご紹介します。

紅花で女性の血流にアプローチ

薬膳では血液循環をよくする食材がたくさんあります。なかでも、わたしがよく使うのが「紅花」です。紅花油はご存知かと思います。でも、生薬として使うのは花の部分。水につけるとオレンジイエローになります。昔から染料にも用いられていますね。

紅花の効能は?

主な効能としては、血行促進が第一です。とくに血行不良の生理痛や打撲などによいです。上半身の血流改善にもよいので、顔のシミにも応用できます。少量では血を補います。多用すると血行をよくする作用が高まるといわれています。(ただし出血時や、妊娠中や生理の経血が多いタイプには不向き)

紅花の調理法アレコレ

紅花は独特の香りがあります。その香りに負けないくらいのものとあわせるとよいです。味や色の濃いものと一緒に使うとなじみがいい気がします。我が家では納豆や味噌炒めにあわせます。ふりかけに混ぜたり、チジミの生地にいれて色を出したりもします。

カラダを温める素材でパスタを

今回はわたしがよく作るパスタ料理をご紹介します。紅花同様にカラダを温めて血行促進によい納豆や菜の花をあわせます。納豆好きな方はぜひ!そうでない方は遠目からお楽しみくださいませ。

「納豆と菜の花パスタ、紅花添え」の材料(1人分)

●納豆…1パック ●菜の花…2束(40g)●ネギ…5cm分
●スパゲッティ…100g ●紅花…ひとつまみ
●バター…10g ●めんつゆ…小さじ2

「納豆と菜の花パスタ、紅花添え」の作り方

1.納豆は付属のたれとからしを合わせ、軽く混ぜておく。ネギは白い部分を白髪ネギにし、中の部分を斜め切りにする。
2.鍋にたっぷりの湯と水1リットルに対して10gの塩をいれる。スパゲッティを袋の表示の通りに茹でる。茹で上がる20秒前に食べやすく切った菜の花とネギの中の部分をいれる。すべてパスタと一緒に引きあげる。
3.納豆、バター、めんつゆ、紅花の入ったボールに2と大さじ1のゆで汁を入れる。よく混ぜてから器に盛る。仕上げに白髪ネギをのせる。


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