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和漢のいろは Wakan no iroha

疲労回復に「ガパオライス」

こんにちは、漢方薬膳アドバイザーの杏仁美友です。少し落ち着いたとはいえ、このご時世なかなか海外旅行に行けないですよね。そこで日々世界の料理を作ったり、お菓子を取り寄せたり。またはオンライン講座で各都市のアフタヌーンティーを拝見したり。私なりにプチ海外旅行気分を味わっています。先日はスペイン料理のパエリアを作りました。そろそろアジアに戻ってきたいなあと思い、今回のテーマは「タイ料理」にしました♪

ガパオライスとは

ガパオライスの「ガパオ」とは、「ホーリーバジル」というハーブを指します。これを肉や魚と合わせ、ナンプラーやオイスターソースで炒めた料理を「ガパオライス」といいます。日本ではホーリーバジルはメジャーではないです。スイートバジルの方が手に入りやすくて香りもマイルド。なので今回はこちらを用いました。

ガパオライスの薬効

薬膳的な薬効としては、鶏肉、鶏卵、米が、元気をつけてだるさを解消。カラダに必要な水分や血を補って、不足したうるおいをチャージしてくれます。ピーマン、玉ねぎ、バジル、ニンニクは、気のめぐりを良くします。そして、血流改善にも役立ちます。このように薬膳では、「ガパオライス」は疲労回復や体力アップに優れています。ストレスや運動不足で気血の流れが悪くなっているタイプにぴったりな料理ともいえますね。鶏肉はもも肉を使いましたが、ヘルシーな胸肉でも。または短時間で火が通る鶏ひき肉でも構いません。

「ガパオライス」の材料(4人分)

● 鶏もも肉…200g ● 鶏卵…2個 ● ピーマン…1個
● 玉ネギ…1/4個 ● バジルの葉…10~15枚
● にんにく…1片 ●しょうが…1片
● オリーブオイル…適宜 ●ごはん…2人分
A● 酒…大さじ1 ●ナンプラー…小さじ2
● オイスターソース…小さじ2
● 小口唐辛子…ひとつまみ ● 砂糖…小さじ1/2

「ガパオライス」の作り方

1.フライパンにオリーブオイルを入れる。卵を割り入れて目玉焼きをつくり、いったん取り出しておく。
2.フライパンにオリーブオイルを足し、みじん切りのにんにく、しょうがを入れて炒める。一口大に切った鶏もも肉、玉ねぎ、ピーマン、小口唐辛子を加えてさらに炒める。
3.鶏肉に火が通ったらAの調味料を加え、味を絡ませる。火をとめ、バジルの葉をちぎり入れる(余熱でしんなりする)。
4.ごはんを盛った器に具を添え、目玉焼きをのせる。


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