胃痛、触ると痛い? 気持ちいい?

こんにちは、漢方薬膳アドバイザーの杏仁美友です。
暑くなってくると、胃痛を起こすことが二年に一度くらいあります。普段は冷たいアイスなど口にしないので。急におなかが冷えると胃腸がびっくりするのでしょうね(子どもみたい)。

胃痛のチェック方法

胃痛の原因はおなかの冷え以外にもありますね。中医学で奥深いのが、そのチェック方法です。ということで、今回は痛みの症状でわかるアレコレをご紹介しましょう。急な胃痛は冷えや飲食の不摂生が多い中医学。痛みのタイプを細かく分析して、薬なら漢方薬、お食事なら薬膳を提案します。まず聞くのが、急な痛みなのか、慢性的なのか。そしてさすると嫌がるのか、さすると楽になるのか。

胃痛の要因は？

突発的な強い痛みで、さすると痛い、となると。それはなんらかの外からの邪気が影響しているとみます。要因として、二年に一度訪れるわたしの夏の痛み。(失恋じゃなくてね♪)のような、冷たいものの食べ過ぎやカラダを冷やして起こるもの。そして暴飲暴食などの食べ過ぎがあります。それらによって胃腸の機能が阻害され、気血のめぐりが悪くなり、胃の痛みとなるメカニズムです。

何かが足らずに起こる胃痛もある

では、穏やかではあるが、しくしくと続く痛み。それから、患部をさすると気持ちよい胃痛はどうでしょうか?これらの場合は、過労や虚弱体質、闘病が続いたときになどに起こることが多いです。外からの邪気というより、自分の内部に問題があります。生きる原動力である気、栄養のもとである血、臓腑をうるおす陰。そしてカラダを温める陽など、なにかが不足していること。そのために胃腸の機能を補えず、痛みとなります。

胃痛以外の痛みにも応用できる

邪気などによる痛みは食べると痛みが増します。内臓の機能や栄養不足による痛みは、食後に痛みが軽減する傾向にあります。
また、脹れるような痛みで、痛みの箇所が毎回異なる場合。ストレスなどの気のつまりによるものが多いです。そして針で刺されるような痛みがあり、いつも痛む場所が一定の場合。血流障害があり、女性だと卵巣腫瘍や子宮筋腫などの疾患を持っている方も少なくありません。タイプ分けは、頭痛、生理痛、腰痛などにも当てはめることができます。照らし合わせてみてくださいね。

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