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和漢のいろは Wakan no iroha

免疫力とは何か

皆様、こんにちは。Dr.Tei Kenです。
免疫とは「疫病(病気)を免れる」ことです。自分の体の外から入ってきた細菌やウイルス、自分の変質した細胞などを攻撃・殺傷・排除して病気を免れるような働きを免疫力といいます。免疫力には二つの特徴があります。

免疫力ふたつの特長

【1】 バランスが命
免疫力が低下すると、風邪を引きやすくなります。また、ガンや糖尿病なども免疫力低下による病気です。一方、免疫力が過剰に防衛すると、花粉症やアトピーなど、アレルギー症になります。

【2】 加齢による免疫機能の低下
上図のように、免疫力は20代をピークに30代以降急速に弱まります。健康な人の体内でも、毎日4000個ほどのガン細胞が生まれていますが、免疫機構が正常に働いていれば即ガンにはなりません。しかし加齢と共にその危険度は高まります。

免疫力を守りたい!

それでは、免疫力を衰えさせないためにはどうすればいいのでしょう?免疫機能をつかさどる免疫細胞は白血球です。さらに、その白血球の大元は骨髄造血幹細胞になります。元気な白血球、そして元気な造血幹細胞は免疫力維持のカギになります。

研究の成果

当社と大学の共同研究では、動物実験でアキョウの投与による白血球数の顕著な増加が確認され、免疫力を増強することが証明されました。また、動物の骨髄造血幹細胞の細胞死が顕著に低減できました。実際に、多くのお客様から『風邪を引かなくなりました』という声が届いています。やはり免疫力が高められたのだと思います。

免疫とバランス

冒頭で、「免疫はバランスが命」というお話をしました。そのバランスについてもう少し詳しくお話ししようと思います。免疫にはTh1とTh2の細胞があり、二つのバランスが崩れるとアトピーや花粉症などのアレルギー症になります。この二つはTh0から分化するため、どちらかが増えればもう片方が減る関係にあります。
【Th1の役割】 ウイルス・細菌やガン細胞のように微細な有害物と戦う。
【Th2の役割】 ダニ・カビ・花粉・バクテリア など異種タンパクと戦う。
Th2が増えると、体内に入って来たダニや花粉などを過剰に攻撃し、アトピー・喘息・花粉症などアレルギー性疾患になりやすくなります。それと同時に、Th1が減るため、ガンやインフルエンザなどと戦う力が弱くなってしまうのです。

上図は、2008年に日本薬学会で発表された、がん患者の血液を用いたアキョウの実験になります。この実験で生薬阿膠がTh1とTh2のバランスを調整することが確認されました。アキョウを投与するとTh1細胞が増加し、同時にTh2細胞を低下させることが分かり、これにより、アレルギー症状の原因となる抗体を作るTh2細胞の増加を抑えることができると考えられます。

美容と免疫力

免疫力が低下すると、お肌の毛穴から細菌やウイルスなどが侵入し、にきびや吹出物や乾燥肌、敏感肌の原因になってしまいます。美容だけでなく、アキョウで免疫力も健康もアップしていきましょう。


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