目のトラブルはどこから来る？目の不調と肝の密接な関係を知る

皆様、こんにちは。Dr.Tei Kenです。疲れ目に悩んでいませんか。
中国伝統医学において春は、目に関連があると考えます。このため、目の弱りも春に起こりやすいのです。

目に精気が集まる

漢方では「目には五臓六腑の精気が集まり、その力によって物をよく見ることができる」という理論があります。
また、「目は肝に蓄えられている血の栄養によって働く（目は血を受けて能（よ）く視る）」とされ、目と肝には深い関わりがあります。目にトラブルが現れる時は、肝にもトラブルが起きています。

疲れ目、充血に注意

目の充血は、ストレスなどにより、肝の血の調節機能が乱れている状態です。肝はストレスの受け皿となります。これがストレス過剰になると、肝が緊張して目の毛細血管が拡張し充血してしまうのです。肝の働きを正常にし、肝の気（エネルギー）をスムーズに流れるようにすること。これで症状が落ち着きます。

疲れ目の状態

目がショボショボして疲れやすかったり、かすむ場合。目に供給する血が不足しています。十分な血液が目に行き届いていない状態です。睡眠不足だと、肝が血液を養う作業を十分に行えずに血が不足。その結果、疲れ目を引き起こします。この場合は、肝を養って機能を高めます。血を補うことと十分な睡眠をとることが大切です。

肝の養生にはアキョウ、ロクキョウ

アキョウ、ロクキョウは“肝気を養う”働きがあります。肝の機能を高めてバランスを整えてくれます。血を増やし滋養する名薬でもあるアキョウ、ロクキョウ。目にも十分な血と栄養を行き渡らせてくれます。このため、目の充血や疲れ目、かすみ目のサポートにも効果を発揮します。また、体の内外を潤す潤燥（じゅんそう）作用にも優れています。ドライアイ予防にも最適です。

充血、疲れ目対策して目を大切に

目は顔のなかでも一番エネルギーを使うとされています。特に現代人は携帯電話やパソコンといつもにらめっこ。どうしても酷使しがちになります。目の疲れが蓄積されると、視力低下や神経症といった重い症状になりかねません。養生していたわっていきましょう。

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